essay エッセイ

<本友ほんとも>本を通してつながる「本当の友達」のお話し

お元氣さまです。

自分の力で家族の健康も人生も守っていきたい!
と思っている方に
その具体的な方法をお伝えしております、
現代の仙人(笑)梶田裕深です。

「本友(ほんとも)」
という言葉を、心の中で密かに使いはじめました。

本を紹介し合い、
本を贈り合い、
本を通してつながっている人。

そんな存在のことを、
私は「本友」と呼びたいなと思っています。

<本当の友達>って意もをこめてもいるんです。
だって、本を贈りあえるって
結構深いつながりですよね。

私は本を読むのが好きです。
とくに古典の本に心を惹かれますが、
小説も、絵本も、
そのときどきの自分に必要な言葉を探すように、
本のあいだを行き来しています。

仕事や日常のなかで、
相談を受けることがあります。

言葉で答えることもありますが、
ときには
「答えは、この本の中にあるかもしれない」
そう感じて、一冊の本を手渡すこともあります。

東京にいるとき、カットはいつも
神山さんという
とてもこだわりのあるスタイリストの方に
お願いしているんです。

神山さんに会いに行く時間は
髪を切る時間というよりも、
言葉を交わし、
考えを深め、
それぞれの仕事に向き合う姿勢を
確かめ合う時間のように感じています。

先月、私は神山さんに
一冊の本を贈りました。

すると彼は、とても嬉しそうに、
こんなことを言ってくれました。

「次にお会いするときは、
 今度は僕が、梶田さんに本を贈ります」

理由も、本のタイトルも、
その場では教えてくれませんでした。

「次に来るときまでに
 用意しておきますね」と。

次に会うのは、
おそらく1ヶ月ほど先です。

今の時代、
私たちはすぐに答えを知ることができます。
LINEだったりメールだったり
送ったらすぐ既読がつきお返事が来る。
連絡も、結果も、
速さが大切にされています。

けれど、
どんな本が手渡されるのだろう、と
想像をふくらませながら待つこの時間は、
私にとって、とても豊かな時間になっています。

本は、
その人が、どんな世界を見ているのかを
そっと映し出す鏡のよう。

だからこそ、
本を贈るということは、
相手をよく見つめ、
相手の時間に思いを寄せることなのだと思います。

本でつながる友達。
本友。
本当の友達。
本友。

もし今、誰かに本を一冊贈るとしたら、
どんな人の顔が、思い浮かぶでしょうか?

********************
▼季節のうつろいを楽しみながら
日本人が大切にしてきた
暮らしの知恵や食の知恵を後世に伝えるべく
定期的にラブレターをお届けします。

********************