essay エッセイ

今日は健康長寿を願う重陽の節句だよ

お元氣さまです。

自分の力で家族の健康も人生も守っていきたい!
と思っている方に
その具体的な方法をお伝えしております、
現代の仙人(笑)梶田裕深です。

今日は重陽の節句です。

日本には五節句という5つの節句があります。
知ってましたか?
この五節句はすべて奇数が重なる日なんです。

陰陽でいうと
奇数=陽性
偶数=陰性
です。

なので陽性の数が2つ重なり
さらに今回は9月9日で9ですから
陽数のなかの最大数が重なる
ということで重陽というわけ。

旧暦では今頃は菊がきれいに咲く季節
ということから
<菊の節句>といわれていました。

この節句では菊を飾ったり
花びらを日本酒に浮かべたり
菊を愛でながら
健康長寿を祝うというのが習わしです。

庶民の間では栗の節句ともいわれ
栗ご飯とともに
秋の収穫に感謝する日でもありました。
味覚の秋ですね~

さて、私の住んでいる東北は
菊をよく食べる地域です。

生の菊がある時期は
青果コーナーに
パックに入った生菊(花や花びら)
が売っていて、
生が手に入りにくい冬の間は
花びらをまあるく並べて乾燥したものが
売っています。

私の生まれた栃木県では
菊って愛でるもので
食べる習慣がなかったんです。
菊って食べるの~!?って感じ。笑

去年、菊の花のお浸しを作ろうと
菊を買ってきたのですが
湯で時間が長すぎて
花びらが全部や茶色になってしまい
残念なお浸しになってしまいました。

湯で時間は数十秒でいいそうですよ。

今年は失敗しないように気を付けて
きれいなお浸しを作ろうと思います。

日本で食用に栽培されている菊は
大きく2種類。

赤紫色の延命楽(えんめいらく)と
黄色がきれいな阿房宮(あぼうきゅう)
東北は後者です。

一般的にはベータカロティンや
ビタミンCが豊富といわれる菊ですが
薬膳や漢方など中医学の世界では
菊花(きっか)とよばれ
身体の上のほうの熱を冷まし
解熱&炎症効果があるとされています。

主に目の充血やかすみ目、
めまい、頭痛、高血圧、吹き出物などに用いられ、
花粉症にも効果があります。

薬膳や漢方として使用する場合は
乾燥させてお茶として飲むのが一般的で、
(※漢方の菊花は白く小さい菊で日本のものとは別物です)
リラックス効果や睡眠の質を高める効果も
期待できるという優れもの。

日本人にはあまりなじみのない食養菊ですが
せっかくの重陽の節句なので
今日は菊の料理に挑戦してみてください。

季節のものには
身体を整える良い氣がたっぷり入っています。
だから食べるだけで(運)氣アップ!!

行事に関連する行事食は
その行事が過ぎてしまうと
すぐに店頭から姿を消してしまうので
今日はぜひ菊をゲットしてね。

料理はちょっと苦手~という方は
花屋さんできれいな菊を買ってくる!!
ってのもいいですね。

梶田家はゆきに
「好きな菊を買ってきていいよ」
といったらダリアを買ってきちゃいました。

で、その赤紫色の美しいダリアが
テーブルに飾ってあります。

うん、見た目はほぼ菊!!笑

それでは今日も
人生最高の1日を☆彡

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