essay エッセイ

おもしろさの在り処

お元氣さまです、梶田裕深です。

先日は東京&久々に那須の実家に行っていてきました。

今回のお目当ては
東京の馬事公苑で馬術と古式馬術を
1日でみられるという夢のようなイベントに
参加してきたわけです。

流鏑馬も、野馬追も、母衣引も
すごく昔から全国各地で開催されている
歴史と伝統ある馬術競技のいいとこどり祭典というわけ。

今では宮内省でしか行っていない行事も見ることができ
それはそれは有意義な1日でした。

しかし、ちょっと物足りなさも感じました。

野馬追という福島県の南相馬市で
1000年以上前からずっと行われている
行事があります。

今年は5月に開催され
私たちはキャンピングカーで現地に行き
4日間のお祭りを朝から晩まで見ていました。

そこでおこなわれる甲冑競馬が
今回のイベントで展示されたのですが・・・
私もゆきも物足りなかったのです。

スピードも迫力も最高級で
もちろん観客は大盛り上がり。
でも、
「ん~・・・」だったんです。

で、分かったこと。

いいとこどりとはいうものの、
本当の面白さは
その1番のメインにいくまでの過程にも
潜んでいるのではないか?

実際のお祭りでは
甲冑競馬が始まるまでに
ひばりヶ原までの行軍、
相馬家の当主の訓示、
途中、馬が暴れたり
誰かが喧嘩したり…笑
いろんな出来事が起こります。

競馬も、
誰がどの順で出走するか分からない状況での
あれやこれやの駆け引きなど・・・
そういう過程をすべてひっくるめての
出走だからこそ<おもしろい!>が
最高潮になるのだと感じました。

その過程なしに
ブツッっとメインだけ持ってきたから
本当のお祭りを体験している私たちにとっては
物足りなかったのかもしれません。

(そんなことを踏まえて)
だからきっと
仕事も、趣味も、人生も
目標達成の過程にも・・・
というか、
もしかしたら目標達成の過程こそが
本当の面白さなんじゃないかなと思ったわけです。

その面白さってのは
うまくいかなかったことも
良くない思い出もぜ~んぶ含めてってことです。

思い返すとその失敗が
いいスパイスになってたりするもんです。

相馬野馬追も
今になってもゆきと話すのは
相馬家のじいいちゃん、めっちゃ怒鳴ってたな~とか。
人を振り落として競技場4周も爆走した馬がいたな~とか。
それを追っかけまわす大人が滑稽だったなとか。

もちろんかっこいい若武者も思い出しますが
それと同じくらい
一見失敗に見えるあれこれも思い出します。

だから・・・
いろんなことをやる上で
うまくいかせようと思いすぎないこと。

早く成功を手にするのもいいけど
その道のりを楽しむこと。

寄り道、道草、大歓迎。
失敗、お悩み、喧嘩にいざこざ、
どんとこい!!

きっとそんな出来事が
人生を豊かにするのかもなって思いました。

それでは今日も
人生最高の1日を☆彡

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