essay エッセイ

身体は季節の変化に連動している!?

一気に新緑がまぶしい季節になりました。
こんな気候が1年中続けばいいのに~なんて思っています。

さて、先月出版しました拙著では
身体と心と食べ物の関係について
お話させていただきました。
まだ読んでいらっしゃらない方はぜひご一読を☆
【ママの輝きが世界を変える 新しい食事の視点
~宇宙の法則(陰陽)で子育ても夢実現も思いのまま~(プラウド出版)』】

本を読んで終わり・・・ではもったいないので(笑)
せっかくですから今後も身体・心・食べ物の関係を
ちょっとずつお話していきますね!
ぜひお付き合いいただければと思います。

健やかに巣立つ新芽

さて今日は<季節の変化と身体の変化について>。

身体はこの世に生まれて、成長して、成熟して、老いていくという
生物としての長いスパンでの変化と
季節の変化に合わせて身体が変化する
という短いスパンでの変化があります。

成長期にはぐんぐん身体が大きくなったり
身体の形状の変化も出てきて、
いかにも「変化しているな~」って感じますよね。

しかし40歳も近くなると
太るという悲しい体形の変化はあっても
成長期のような目まぐるしい変化はありませんから
<変化する>と言われても
ピンとこない人がほとんどだと思います。

でも中医学的な視点で考えてみると
ちょっと違ってきます。

季節の変化は何が起こしているのでしょう?

中医学におけるこの世界の法則は
陰と陽の割合の変化ですべて説明できるといわれ
陰と陽は多くなったり少なくなったりしながら季節を巡っています。

言い方を変えれば
陰陽の変化が季節を生んでいるのです。

その環境で生きているのが人間ですから
陰陽の影響を受けるというのはなんとなくですが
分かる気がしませんか?

もっと身近なお話だと
1年を通して食べたいものが変化しますよね。

健康的な野菜中心の玄米菜食の食事

春には青々した葉物(春キャベツとか美味しいですね!)や
山菜を食べたくなるし

夏にはひんやり冷たいものや、
身体の熱を冷ますナス科の野菜がおいしいと感じますし

秋には穀物や芋類がおいしく感じられます。

冬にはコトコト煮込んだスープやお鍋なんかいいですよね。

真夏の暑い時期に
さすがにお鍋は食べにくそうだし
真冬の寒さの中ではどんなに室温をあげても
スムージーやキンキンに冷えたかき氷は
ちょっときついですよね。

「そんなの当然じゃん!!」と言われそうですが
季節の変化が少ない国に住む方は
1年を通してほぼ同じ食事をしていますから
私たち日本人が、どれほど季節の影響を受けて生活しているか
わかると思います。

肝の養生にぴったりの春菊

だから、これさえ食べれば健康になる!
という手間なし健康食品って実は存在しないわけなのです。

(様々な大人の事情があるようで、
そのように販売されている商品も多くありますが…笑)

1年を通して季節の変化を感じながら
身体の変化を感じながら
季節の物をいただくというのが・・・

お金がかからず、
環境に負担を与えず
1番カンタンに
家族みんなが
ずっと健康でいられる秘訣だと
私は思っています。

春夏秋冬それぞれの身体と
心の変化を体験できる日本人はラッキーですね。

今日はまず、
「私たちの身体は季節の変化に合わせて変化していますよ」
というお話でした。

頭の片隅においていただけたら嬉しいです。

「じゃあ、どの季節にどんなふうに身体変化するの?」
というお話は機会を改めてお話ししようと思います。
お楽しみに!!

それでは今日も
人生最高の1日を☆彡