essay エッセイ

いつかこの世からいなくなる日に

昨日、梶田家のハムスター、カムイが天国に還りました。
梶田家にお迎えして約1年半。たくさんの癒しと優しさをもたらしてくれました。
カムイ、本当にありがとう。

先週の木曜日から体調が急激に悪化。
何度か危ない時期を迎えましたが、その度にゆきが手にのせて温めたり、できることを行ってきました。

リアルブラック・ジャンガリアンという小さいタイプのハムスターで、寿命は1年半から長くても2年と言われていたので心の準備はできていたはずが、やはりお別れはつらいものがありました。
お腹にあった腫瘍が完治しきらず、最期は苦しそうで…そんな姿を見るのは本当に心が痛みました。

でも、ゆき、ジョージさん、私の3人に見守られて、ジョージさんの手のひらの中で息を引き取ったカムイはきっと幸せだったと思います。
「この世は楽しかったよ」って言ってくれているような気がしました。

ゆきがとても大切にお世話をしていたカムイ。
ゆきのことが大好きで朝も夜もいつもカムイと遊んでいました。
手にのせれば、ゆきの手をつかんで嬉しそうにぺろぺろなめていた様子が、今でも忘れられません。

昨晩は、カムイがよくゴロゴロしていた砂場に、ケージの下に敷いていたチップを敷き詰めてカムイを寝かせ、花瓶にあった花できれいに飾りました。

私は命の最後に立ち会ったことがありませんでした。

両祖父母の死にも立ち会あえず、実家で飼っていた愛犬の死にも立ち会えませんでした。
だから今回、命ってこうやって終わるんだなとすごく深く心に突き刺さる経験になりました。

私も、ジョージさんも、ゆきも、両親も、大切な人もいつかこの世からいなくなります。
人間の致死率は100パーセントです。

ほとんどの人が病院で亡くなる今、安らかに逝くというのは奇跡かもしれません。
人生の最後に「ありがとう」いって笑顔でお別れできるように、
そして大切な人を「ありがとう」といって見送れるように
できる限りのことは行いたいと強く思いました。

野生動物は自分の死が近づくと群れから離れひとり隠れるようにして死ぬそうです。

しかし、私たち人間は必ず誰かのお世話になるでしょう。
それが病院かもしれませんし、家族かもしれません。
いずれにせよ野生動物のように一人で死ぬことは稀です。

そう考えたとき、安らかに最期を迎えることは自分の命に責任を取ることだと感じました。

私自身も苦しんで死ぬのは嫌だし、苦しむ姿を大切な人に見せたくありません。

そのためにできこと…
それは食を整えることであり、
気功をすることであり、
自分の身体や心と日ごろから向き合うことだと思っています。

今まで食の大切さも、気功のすばらしさも、身体と心に向き合うことの大切さも、やりたい人だけやったらいいのではと思っていました。強制したところで長続きはしませんし、結局最後は本人の意思です。

でも今回、カムイが最期とても苦しそうにしている姿を見て、幸せな最期をむかえる具体的な方法として、食養、気功、心と身体と向き合うことの大切さを1人でも多くの人に伝えたいと強く思いました。

誰もがありのままで輝く世界を作るというのが私のモットーですが、
本当の幸せは最期にありがとうと言える人生だと感じたからです。

「大切な人の苦しむ姿は見たくない。」
「人生の最期を笑顔で迎えたい。」
純粋にそう思ったんです。

人生100年といわれる今。
しかし、いつどこで命が終わるかなんて誰にもわかりません。
もしかしたら今日がその日かもしれません。

もしそうだったとしても…できることはある。

私たちは1人でこの世に生まれてきて
最期もひとりでこの世にお別れします。
誰かに頼ったり、何かにすがったりせずとも
自分自身でどうにかする力が備わっているのです。

そのスイッチをオンにするかオフのままか。ただそれだけの違いです。

その力を信じて今日から、今から、使っていきませんか?
スイッチオンの生き方、目指してみませんか?

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それでは今日も
人生最高の1日を☆彡