お元氣さまです、梶田裕深です。

昨日SNSやメルマガで
「仙人のようなおじいちゃんとの出会い知りたいですか～？」
の問いかけに多くの方が反応してくださいました。

個別にメッセージ頂いた方
ありがとうございます！
本当に本当にうれしかった。

おじいちゃんとのあれこれは
私の感情の揺れ動きもあって
こういう場で紹介するのってどうなの？
って思いもありましたが
勇気が出ました。

ということで
今日から8つのストーリーに分けて
紹介していこうと思っています。

いつもより長くなりそうなので
コーヒー片手にお気に入りの本を読むように
お付き合いいただいたら嬉しいです。

では早速、スタート！！

『食養生が未来を拓く
～不思議な仙人じいちゃんの悠久の教え～』

運命の出会いから20年
＜究極の自分軸で生きる＞
原点を振り返る8つのストーリー

このストーリーは、
梶田裕深がどのように＜自分軸＞を取り戻し
自分らしく生きることを実践してきたかを
8つのお話でつづるエッセイです。

【目次】
第1話　運命のターニングポイント
第2話　お前さん、本気で生きる覚悟はあるかね？
第3話　生まれ変わりの21日間
第4話　2人で紡ぐ食養生
第5話　命は助かったが…
第6話　食べ方は生き方
第7話　究極の自分軸で生きよ
第8話　命はそんなにやわじゃない

という流れの中の今日は第1話です。

【第1話】

憂鬱でした。

地獄のカッター訓練（短艇操法訓練）も終わり、
晴れて防衛大学校2学年の称号をゲットしたのに
学校生活が灰色に見えるほど憂鬱でした。

ずっと腹部が痛い。
何をしてても痛い。

触れば左の下腹部に
素人でも分かるサイズのしこりがある。

「便秘だろうか？
　でも、このしこり、動くんだよな。
　便秘じゃないかも。

　でも…だったらなに！？
　医務室、行った方がいいのかな？

　あ～、医務室に行くには
　報告書を週番に出さなければいけない。

　面倒だな。

　どんなにきれいに書いたって
　報告書4年生に指導されるしな。」

そんな思いが
ずっとぐるぐる頭の中を巡っていました。

昔から病気知らずの健康体。
健康と体力だけが取り柄だった私。

でもそうも言っていられない状況が
起こってしまったのです。

訓練中のことでした。
花立訓練場での戦闘訓練の最中。
走り出した瞬間に激痛に近い痛みが下腹部に走り
私はその場にうずくまったまま
起き上がることができませんでした。

「これはもう、診てもらうしかない。
　このまま訓練に参加できなかったら卒業できない。」

意を決して医務室へ向かいました。

先生は優しそうなおじいちゃん先生。
防衛大学校の医務室には
たまに外部からお医者さんが来ます。

彼もその1人で自衛隊の医官でないことは
その容貌からすぐにわかりました。

一通り診察をしてから
「すぐに大きな病院に。」
という切羽詰まった声に、
なぜか嫌な予感が走りました。

「午後の授業もあるし、今日は休めません。」
という言葉をさえぎるように
「命にかかわることだから授業よりも訓練よりも優先。」
その真剣な表情に状況が呑み込めない私。

教官に事情を話し、
そのまま外出許可を得て横須賀の大きな病院へ。

結果は卵巣に腫瘍がある。
すぐに手術の必要があるということ。

病院からの帰り道、
いつもなんちゃない学校までの坂道が
果てしなく遠く感じたことを
今でもよく覚えています。

「なんで私が！？
　今まで一生懸命生きてきたじゃない？
　どうしてこんなひどい仕打ちが…！？」
そんな思いがあふれ涙が止まりませんでした。

そこからはなにもかもが早かった。

あれよあれよと
医者の進めるがままに手術の日程が決まり
入院、手術、自宅療養を経て学校に復帰。

手術は成功しましたがそれと引き換えに
「将来子供は望めない」
とこの時医者から伝えられました。

後に知ることになるのですが
私を最初に診てくださったおじいちゃん先生、
元婦人科医で
当時防衛大では内科の先生として勤務していました。

2週間に１回の来校だったから
奇跡のような巡り合わせでした。
私の病気は婦人科医じゃなかったら
見落とす可能性があったと後になって聞きました。

大学2年生二十歳のこの年は、
病気、手術、学校への復帰で
あわただしく過ぎ去っていきました。

が、もう1つ。

のちに私の人生を大きく左右することになる
＜ある人＞との出会いもこの年でした。

仙人のようなおじいちゃん。
私が＜茶の子の先生＞と呼んでいたその人は
突然私の前に現れたのでした。

（第2話へ続く）

と、今日はここまで。
いかがだったでしょうか？

病気の発覚から、
いわれるがままに何の疑いもなく手術をした私。
茶の子の先生との出会いで
どう変化していくのかお楽しみに～

それでは今日も
人生最高の1日を☆彡

全8話のこのエッセー。
ご感想なんていただけたら、
とてもとても嬉しいし
次のストーリー作成の励みになります！！

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