まず1つ目は瞑想を判断・評価しているということです。

その日の瞑想の出来を＜うまくできた＞や＜うまくできなかった＞と自分で判断、評価していませんか？評価を始めるとこだわりが生まれ執着に発展します。

ありのままの自分を認めるため、執着心を手放すために始めたはずの瞑想が、いつの間にか「うまく瞑想しなければ」という執着から義務になってしまいます。

脳科学では、義務で行う行動は脳の苦痛系を刺激しストレスホルモンの分泌を促進すると言われています。

また、自分の瞑想自体だけでなく、雑念が湧く事に関しても自分で判断・評価し、＜うまくできない＞と感じている方が多くいます。

雑念を消し去ることが瞑想の目的ではありません。雑念は湧くものです。その雑念が湧いたということを意識的にとらえる視点を持つことが重要なのです。

2つ目は瞑想の効果をうまく受け取れていないということです。

瞑想の効果は主に、集中力の向上、ストレスや不安の緩和、気持ちが前向きになる、睡眠の質が向上する、シンクロニシティが起こるなどがありますが、これらは瞑想中に感じるものではありません。瞑想後の日常の中で感じていくものです。

1日2回の瞑想を続けることによって、＜瞑想効果の種＞が育っていきます。それはすぐに芽がでる人もいれば、時間がかかる人もいますが確実に種は育っています。

種を育てながら、瞑想後の日常の中で、効果を受け取っていくのです。しかし、それを認識できていない場合、瞑想がつまらないものになってしまいます。

瞑想をうまく行うためには、取り組む姿勢が重要なポイントです。

義務で行う瞑想なのか？それとも現実に結果を出しながらワクワクした気持ちで行う瞑想なのか？瞑想がうまくいく、いかないは取り組み方に大きく影響を受けるといっても過言ではありません。

ワクワクしながら瞑想に取り組むためには、瞑想の効果をこの現実世界でしっかり受け取り、瞑想が豊かな人生を作っているということを認識するのがとても大切です。

3つ目は瞑想について誤解や理解不足があるということです。

瞑想について誤った認識がある場合、瞑想に集中できなかったり、思ったような結果を手にすることができなくなります。

瞑想とは意識的に静寂の時間をつくり、本当の自分（無限の可能性）と繋がり直すことです。そして、それはストレスコントロールを超えた願望達成のための投資時間でもあるのです。

以上のことを踏まえた上で、瞑想に取り組んでみましょう。

1つ目は毎日の瞑想を判断・評価するのはやめましょう。「瞑想できた」以上です。

瞑想に集中できない日もあるでしょう。雑念ばかり湧く日も、眠くなってしまう日もあるでしょう。しかし、評価はしないでください。瞑想することが出来たでOKです。

また、瞑想中の雑念に関しても同じです。雑念が湧いたら「雑念が湧いたな」と認識するだけで良いのです。

マントラという意味を持たない音を使う瞑想や、呼吸に意識を向ける瞑想の場合、「雑念が湧いた」と認識したら、すぱっと意識を切り替えて、マントラや呼吸に意識を戻します。雑念とマントラ（もしくは呼吸）の間を行ったり来たりするうちに瞑想がだんだんと深くなっていきます。

大切なのは雑念に囚われて自分で勝手に判断・評価しないことです。

2つ目は瞑想の効果に気付きその効果を次の瞑想の積極的な動機づけ（励み）にしましょう。

現実での効果を意識すればするほど、よい効果に意識が向くようになりどんどん効果を実感することができるようになります。

一般的に言われる瞑想の効果は、ストレス軽減、疲れにくい体になる、集中力アップ、飛躍的な効率化、直感が研ぎ澄まされる、タイミングが良くなる、人間関係が良くなる、創造力があふれる、願望達成が早くなる、必要な情報を引き寄せる、絶対的安心感が生まれるなどです。

そんな瞑想の効果ですが、いきなり大きな変化が訪れるよりは、まずは身近な小さなラッキーから始まります。

例えば、信号にひっかからなくなったり、乗り物の乗り換えタイミングが良くなったり、駐車しようとしたら目の前の駐車エリアがパッと空いたり、タクシーが捕まえやすくなったり。

さらに人間関係では連絡しようと思っていた方から連絡がある。あるいは、ばったり会うという小さな偶然や運の良さが瞑想の効果の出発点です。

このような小さなラッキーに気付き、感謝しながらタイミングよく動いていくと、気づけばToDoリストが不要になったとか、スケジュール帳が不要になったという方までいらっしゃいます。

全てが最善の方法でコーディネートされてしまうのです。ここまで来るとただ運がいいでは済まされない感覚になります。

全てが最善の方法で最善のタイミングで用意されている毎日は、ストレスもなく、人間関係も良好で、不安もなく、大きな安心に包まれ、気持ちが前向きになり、楽しさや喜びに満ちていることは想像に難くないと思います。

ストレス軽減や安心感は目に見えないことですがこのような小さな日常のラッキーが積み重なりあなたの人生がアップグレードされます。その小さな変化に気付いて次の瞑想のきっかけにしてみましょう。

日常は瞑想の効果であふれています。

3つ目は瞑想に関する正しい知識を身につけましょう。

瞑想とは意識的に静寂の時間をつくり、本当の自分（無限の可能性）と繋がり直すことです。そして、それはストレスコントロールを超えた願望達成のための投資時間でもあります。

「雑念を消し去る」「執着を手放す」ということばかりに目が行ってしまうと、それができなかった時に、気持ちの面でダメージを受けます。

重要なのは日常の中で瞑想の効果を受け取りながら、評価せずに瞑想を続けるということ。

義務的に行うのでは効果が出にくくなりますし習慣化させるのは難しいでしょう。瞑想についての正しい知識を身に着けるために本を読んだり、瞑想会に参加したり、瞑想仲間をつくることもおススメです。

瞑想を行うにあたり静寂の管理はとても重要です。携帯やアラームなど音の出るものはあらかじめ電源を切っておきましょう。
また、水槽のポンプ音や時計の秒針の音など、小さな音でも瞑想に慣れていない方は気になってしまう可能性があります。可能であれば取り外す、または静寂の管理ができる部屋に移動して瞑想を行うことをお勧めします。

椅子を使用しても床に座ってもどちらでも瞑想はできます。

椅子を使用する場合は足裏が床につく高さに調整しましょう。姿勢が安定して深い瞑想に入りやすいです。

床で行う場合は、あぐらを組んでも組まなくてもどちらでも大丈夫ですが、負担の少ない座り方を選びましょう。楽な姿勢で取り組むことが重要です。

また、服装に関しても、できる限り締め付けのない服装を選びましょう。腕時計やアクセサリーなど気になるものははずしましょう。ネクタイやベルトをしている場合は緩めます。

座り方のポイントは、背筋を伸ばそうとせず、顔を若干上向きにすることで自然に背筋がのびるようにします。

椅子の背もたれによりかかったり、壁にもたれて瞑想する場合でも、頭だけは起こしておきましょう。頭までもたれてしまうと途中で寝てしまう可能性があります。

瞑想中は楽な呼吸を繰り返します。鼻から吸っても、口から吸っても構いません。長い呼吸や強い呼吸をする必要はありません。ゆったり楽な呼吸を心がけましょう。

瞑想中は軽く目を閉じ、ゆっくり吐くと同時に考えや呼吸に意識を向けてください。そのままゆっくり呼吸を繰り返しながら、あなたの思考も取り入れたり吐き出したりしてみましょう。

次に思考から意識をそらし、自分の呼吸を観察していきます。

観察するうちに呼吸にも変化があることに気が付くでしょう。呼吸の変化に気付いても、呼吸が変化しなくても、ただ単にその呼吸を観察してください。何も考えずに、空気の流れを感じてみましょう。

途中で意識が呼吸からそれたり、ある考えが浮かんだり、周囲の音が気になっていることに気が付いたら、そっと呼吸に意識を戻し、また呼吸を観察続けましょう。心が落ち着いたらゆっくり目をあけます。

1つ目は、瞑想を1日のスケジュールの中に組み込むことです。時間ができた時に瞑想するのではなく、瞑想の時間を予め1日のスケジュールに組み込むことをお勧めします。

朝の瞑想は朝起きて、トイレを済ませ、白湯を1杯飲んだら瞑想に入るという流れが理想的です。ほかの家族が起きてくる前に瞑想を済ませスッキリした気持ちで1日をスタートさせることができます。

夜の瞑想は仕事が終わった時や子供を寝かしつけてなど、何かの切り替え時間に瞑想を行うこと習慣化しやすくなります。どうしても眠い時は無理せずにしっかり睡眠を確保して翌朝の瞑想の時間を充実させましょう。

2つ目はまずは21日間瞑想を続けてみるということ。21日というのは人間が新しいことを習慣化させる時に必要な時間と言われています。逆に言えば21日間続けることで習慣化できるということ。

まずは21日間続けてみようという気持ちでスタートさせることをお勧めします。

3つ目はいつでもどこでも気軽に瞑想できるように瞑想アプリや瞑想アイテムを活用するということです。

最近は瞑想をする人が増えました。無料で使える瞑想アプリも多く存在します。携帯にひとつ入れておくことで移動時間や会社のオフィスなどで瞑想をすることができます。

また、瞑想をするにあたってひざ掛けや腰当てクッション、座禅座布団など瞑想時間を快適に過ごすアイテムを利用し、身体の気になることを軽減しておくことで瞑想に集中しやすくなります。真夏でもクーラーの利いた部屋での瞑想は肩掛けや羽織があると安心です。

一緒に住んでいる家族に秘密で瞑想をスタートさせたい気持ち、わからないでもないのですが、瞑想を習慣化させようと思ったら家族を味方につけることをお勧めします。

予め家族に瞑想をする旨を伝えておけば途中で話しかけられたり、部屋に入ってこられたり大きな音で音楽やテレビを見たりということを防ぐことができます。

また、くじけそうになった時にパートナーが「瞑想は今日はやらないの？」と声をかけてくれたことで瞑想を続けることができたという方もいらっしゃいました。

お子さんがいらっしゃる方も丁寧に説明すれば大丈夫です。または年齢によりますがお子さんやパートナーの方も誘って瞑想をするという方法もあります。

もし、瞑想という言葉に抵抗がある方は「毎日朝晩に静かな時間を作ることにした」という言い方もできるのではないでしょうか？

瞑想には様々な効果があります。その中のひとつに願望達成が早まるという効果があります。

瞑想をじっとして雑念と戦う時間ととらえるか、願望達成のための投資時間ととらえるかで結果は全然違うものになると思います。

瞑想を活用した願望達成は奇跡に満ちている楽しい時間です。そのための種をまき、水をあげ、雑草を抜く（思考のデトックス）時間が朝晩の20分間の瞑想時間です。

我慢の時間ではなく願望達成のための貴重な時間というとらえ方をしてみてはいかがでしょうか？

瞑想はグループで行うことによってよりパワフルな瞑想になります。さらに、瞑想初心者は瞑想慣れしている人と一緒に瞑想を行うことで、より深い瞑想に入りやすいとも言われています。

これは他の人と行うことでつながりというポジティブなエネルギーを生み出し、それを仲間で共有できるからだと言われています。

また、日常に現れる瞑想の効果が、大勢で行うとより高まるという研究結果も出されていますから、機会を見つけて瞑想会に参加することをお勧めします。

更に、瞑想会に参加することで知識や、毎日の瞑想を行う上でのアドバイスなども共有できるというメリットもあります。

最近ではオンラインの瞑想会も開催されていますので、ぜひ参加してそこで良き仲間をつくり一緒に瞑想ライフを楽しんでください。