Content コンテンツ

消化器系の不調に効果的な脚湯(あしゆ)

<足湯>といってもやり方は2通りあります。膝から下、全体をお湯につける脚湯とくるぶしまでをお湯につける足湯です。この2つは効果が違うので、目的によって使い分けてください。
今回は消化器系の不調に効果的な脚湯の紹介です。

1,膝下全体を温める足湯の効果

膝から下全体をお湯につける<脚湯>は胃腸の不調からくる風邪に効果を発揮します。なぜなら、ひざから下は消化器系の出先機関といわれているのです。

消化器は内臓ですから手に取ることも目で見ることもできません。しかし、消化器の状態はひざから下に現れると中医学では言われます。

代表的なものが足三里のツボです。膝がしらからやや下がったところにあるくぼみで、手を当てると気持ちよく感じます。このツボは足陽明胃経という消化器系の経絡上にあるツボでここに痛みを感じる場合は消化器の不調が考えられます。

この足三里のツボだけでなく、膝下が痛くなったり、不調が現れる場合は胃腸の手当てが必要なサインです。胃腸ご元気にしたいのであれば膝下を温めることで解消されるのです。

2,脚湯のやり方

① バケツにお風呂より2~3度高めのお湯を張り、膝下をいれる。足三里のツボがしっかり隠れるようにお湯を調整します(約8分)

② 時間がきたら左右の足の色の差を見る。

③ 赤くならないほうがあったらそちらのみさらに2分延長。赤くなった足はお湯からだし、冷えないように水滴をよく拭き取る。

④ 足についた水滴をよくふいて終了。

3、注意事項

〇子供が行う場合はお湯の温度や時間を調整し、やけどに注意して行ってください。

〇時間内に湯の温度が下がるようであれば足し湯をしてください。近くにお湯の入ったポットを置いておくと便利です。

4,ワンポイントアドバイス

脚湯終了後に水をコップ1杯頂くと効果が上がります。

お好みの精油をお湯に垂らして行うとリラックス効果も期待できます。