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気持ちを伝える、気持ちを受けとめるってどういうこと?超傾聴のプロフェッショナル佐藤久美子さんに聞く<気持ちを伝えあうこと>の大切さ

一筋縄ではいっていないおもしろい人生を歩んでいる方をゲスト迎え、様々な生き方を学び、一緒に感動するオンライン講座!!
第3弾のゲストは、超傾聴のプロフェッショナル佐藤久美子さんをゲストに迎え、気持ちを伝えあうことの大切さについて伺いました。

この記事はそのオンラインインタビューの内容をまとめた記事になります。ご参加できなかった方、再度感動したい方、ぜひご一読ください。

1, プレイバックシアター&ファミリーコンステレーションって?

今回のゲスト、佐藤久美子さんは様々な場所で<聴く>を使って活動されている超傾聴のスペシャリスト。まずは、どんなことをされている方なのか?その中でも彼女が今、すごく力を入れている2つの活動を詳しく紹介します。

プレイバックシアター

プレイバックシアターというアメリカ発祥の即興劇の上演やワークショップを各地で行っています。

この劇は普通の演劇とはちょっと違い、観客の方が体験した実話をその場でお聴きして、打ち合わせなく劇にするもの。

自分の体験を劇にして演じてもらうことで「受けとめてもらえた」という充実感を味わうことができると共に、客観的な視点で出来事を振り返ることでができます。今まで見えなかった視点や意見、気持ちを感じるという体験ができるのです。

ファミリーコンステレーション

もう1つ大切な取り組みがファミリーコンステレーション。

ドイツ人セラピスト、バート・へリンガーによって始められた家族システムそのものを扱うセラピーです。

恋愛、人間関係、病気・お金の問題の奥には家族全体、また家系のシステムのなかに生じた問題が関係しているととらえます。 星座のように問題に関係する人を選び、配置しながら、その原因となるものをひも解いていきます。

今までと全く異なった角度からの視点を得ることにより、新しい対応の仕方を身につけ、もつれから解放されて生きることを可能にします。

久美子さん自身もこの方法で心のブロックを解除し、55歳から恋愛結婚をされています。そんな実経験があるからこそ、クライアントさんに寄り添ったアドバイスができるのだと感じました。

さて、この2つの活動をメインにされている久美子さん。最初からセラピストや劇団員を目指していたのでしょうか?次の章では久美子さんのちょっと変わった経歴をお伝えします。

2, 佐藤久美子さんの経歴

ここでは久美子さんの経歴を紹介します。

教員時代

株)富士通勤務後、小学校教員として9年間勤務。その間、10年間にわたり、アドラー、ユング、プロセス心理学、アートセラピー、夢分析、ネイチャーゲーム、プレイバックシアター各種ヒーリングを学ぶ。

教員をやめ独立

周囲の反対を押し切って小学校教員をやめ1997年に独立。この時、手放すことで自分の中にスペースができ、そこにより大きなものが入ってくるということを<知識>ではなく<体感>できたそうです。

1999年プレイバックシアタープラクティショナー取得。大学で15年に渡り、非常勤講師としてコミュニケーションを担当する。

現在はファミリーコンステレーションや各種セラピーの技術を使って個人セッションやグループワークを行う。

また劇団プレイバッカーズの一員として各地で公演とワークショップを開催中。「人生の変化を導く表現者」として様々な方法を使って、人々をサポートすることに生きがいを感じているそうです。

ブロックを解除し55歳で幸せな結婚

また個人的には「自分が幸せになると人が不幸になる」という間違った思い込みから解放され、2021年55歳で大人の恋愛を成就させ晴れて結婚。

最近は自身の経験からも結婚、離婚、夫婦のコミュニケーションの相談も増えているそうです。

初めからセラピストを目指したわけではなく、小学校教員として子供たちに向き合い、自分自身に向き合う中で見つけた<自分らしく輝ける道>がセラピストだった…。

本人の想像を超えたところでかなっていく夢があるんだなと感じました。

※久美子さんとコンタクトを取りたい方はぜひ下記のリンクからご連絡ください。↓↓↓
各項目にはリンクが貼ってありますのでクリックしてください。

3, やってみよう!気持ちを伝える&受けとめること

ハートを持ち家族に見守られる女の子
さて、インタビュー当日は特別にワークショップの時間をとってくださった久美子さん。親子参加の方は「夏休み楽しかったこと」について。大人参加の方は「人生を変えた出来事」について気持ちを伝え、気持ちを受けとめるという体験をしました。

ここでは参加者の感想を紹介します。(今回の会に関する感想は後日改めてお知らせします)

感想① 40代女性

ちゃんと話を聴けたかな?といのが正直な感想です。自分の頭で自分思考に変換しちゃっているような気がしてしまいました。

感想② 30代女性

普段から娘とは気持ちを伝えあうことをしていました。しかし夫は平日は帰りが遅いし、ほぼ事務連絡のみのコミュニケーションになりつつあることに気が付きました。

感想③ 40代女性

昔から自分の気持ちを伝えることにコンプレックスがありました。しかし、様々なワークで自分が変わってきていることを実感できてうれしかったです。

場所を変えてみると…

普段の生活ではなかなか気持ちを伝えたり受けとめたりできていなかったと感じる参加者が多くいました。

久美子さんからは伝える相手が大人の場合は家ではなくカフェや居酒屋など非日常の空間を活用する。相手が子供の場合は定期的に気持ちを聴く時間を作るという工夫もできますねというアドバイスをいただきました。

4, 誰もが受けとめてほしいと思っている

お母さんとおでこを合わせ微笑む女の子
<気持ちを受けとめる>という体験を多くの人に伝える久美子さんには下記のような小3の忘れられない思い出があったそうです。

それはお母さんとの会話…。
(お母さんと久美子さんの対話↓↓↓)

「大丈夫よ」という言葉を期待して話をし、私に返ってきた母の言葉は
「大丈夫って言って何になるの!」
「え~母からこんな言葉がかえってくるとは…」
それから私は母に話をしなくなりました。

だってどうせ受けとめてもらえないんだから!

もちろん連絡や報告はします。
しかし、1番大事な体験や気持ちを伝えるのをそこであきらめてしまったんです。
その経験を覆す経験がプレイバックシアターでした。

「こんなに受けとめてもらえるんだ」という満足感、充実感、嬉しさ、歓び。

これはすごい!
きっと誰もが受けとめてほしい気持ちや体験を持っている。
受けとめてもらえる喜びを1人でも多くの人に届けたい!!

そんな気持ちから今までチャレンジしたことのない<演劇の世界>に飛び込みました。少しずつうまく演じることができるという達成感も後押しして、現在に至ります。

5, 制限がない人生を誰だって生きられる

そしてもう1つ忘れてはいけない大事な出来事があります。

実は久美子さん、8月下旬にご自身初の著書「50歳から本当の恋と出会う魔法」を電子書籍で出版され、アマゾンの5部門で1位を獲得されています。ある思い込みを解除したことで55歳で恋愛結婚をするという非常に貴重な体験をされています。

そのブロック解除に一躍かったのがファミリーコンステレーションです。

心のブロックは誰もが持っているそうですが、本人はなかなか気づけないのが現状です。それをファミリーコンステレーションと言う手法を使ってそのブロックに気づき、解除していくセラピーです。

久美子さ自身は小さい頃、遊園地に行った帰りにお母様が流産されてしまうというつらい経験をしています。小さい頃の久美子さんはそれを自分が楽しいことをすると誰かを不幸にすると認識してしまったようなのです。

これがブロックになってずっと心の中に残り、無意識のうちに「私が幸せになったら誰かを不幸にするから私は幸せになってはいけない」という思い込みを作ってしまいました。

しかし、セラピーの力で、間違った思い込みだったことに気づき、そのブロックを解除することで自然と「恋がしたい」という気持ちが生まれ、大きな幸せをつかむことができたのです。まさかそんな思い込みが自分に入り込んでたとは…

久美子さんは言います。
「何歳になっても大丈夫。恋愛するのに遅いということはありません。」と。

※久美子さんのご著書はこちらです。↓↓↓
クリックすると詳細をご覧いただけます。

『50歳から本当の恋と出会う魔法』

6, 世界平和への第1歩

四つ葉のクローバーが光を受けて輝く
久美子さんは小学校に派遣されてワークショップをするとき子供たちから「親や先生に話したいけど、忙しそうだから話せない。遠慮している」という話を聞くことがあるそうです。

それに対して「大人は子どもを助けたいと思っているし、力になりたいと思っている。だから大人に体験や気持ちを伝えるのも大事な事」と伝えているそう。

私たち大人からも「大人は子供たちの幸せを願っている。だから体験している事、気持ちを分かち合ってほしい!」と伝えていけたらお互いもっといい関係が作れるのでは、と久美子さんは言います。

気持ちを伝えあうことの先には、誰もが認められて誰もが満たされた気持ちで生きられる世界がある。それが久美子さんの考える世界平和。第1歩が気持ちを伝え、気持ちを受けとめることなのです。

7, まずは女性から

最後に久美子さんから参加者に2つのメッセージをいただきました。

まずは女性から

男性は気持ちを伝えることが苦手な方が多い。どうしても事実を伝えてしまうという特徴があるそう。その事実を丁寧に聴いて行けば気持ちも出てくるのですが…。それには根気と時間が必要です。

相手に望むより、まずは女性から「こうしてくれて嬉しかった。」「こんなことが楽しかった。」とプラスの気持ちを伝えてみることから始めましょう。パートナーにお子さんに友人にまずは自分から周りの人にアプローチしてみましょう。

大丈夫、全てOK!!

人生は様々なことが起こります。でも、すべてOK、大丈夫です。

なぜ自分の起こったのか?意味がわからないような出来事も、将来何かに役立ちます。今はすごくつらい出来事もきっと何かにつながります。だから失敗はありません。何が起きても大丈夫、全てOKです!その体験をどう使っていくかは自分次第です。

8,最後に

今回はお話を聴くだけでなく実際にやってみよう!というワークの時間を設けていただきました。

コミュニケーションって毎日のことなのに改めて考えたことも習ったこともなかったなと今更ながらに気が付きました。だから娘とのワークの時間はとても楽しい時間でしたし、今後のよいきっかけになりました。

また、「大丈夫、全てOK」という言葉には「あなたの人生に起きたことすべて意味があることなのよ」という久美子さんの優しさが現れているようでした。

そうです、私たちの人生には意味のないことなど1つも起こりません。すべて必要なことという前提で世の中を見ることができたら…もっともっと目の前にことを大切にして、もっともっといろんなことに感謝できるのではないかなと思いました。

まずは大人から、そして女性から、世界を変える第1歩を踏み出してみましょう。

最後に今回、笑顔でインタビューを引き受けてくださった佐藤久美子さん、そしてオンラインインタビューにご参加いただいた参加者の皆様、感動のひと時を一緒に過ごすことができ本当に楽しかったです。ありがとうございました。

来月も面白い大人をゲストに迎えますのでぜひ参加してください。

さらに随時ゲストの方を募集しています。「こんな面白い人知ってるよ!」「私のお話、聴いてほしいな」「こんなお話しできるよ」という方がいらっしゃいましたらぜひお声がけください。

詳細はこちらからご覧ください。↓↓↓

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