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【中医学解説】膝を強打したら便秘が治った話

土日は栃木の実家に帰っていました。
妹2人がチトカという名前でキッチンカーをやっていて
日曜日は那須のHERB’sさんへ出店するとのことで母と一緒に行ってきたんです。

ハーブ園が広がり、木漏れ日が心地よい場所で
様々なお店が出店していてとても楽しい時間を過ごすことができました。

チトカは主に那須と大田原で活動するラップサンドのお店で
ベジタリアンの方も、
そうでない方も楽しめるメニューが盛りだくさん。

ちなみに手作りのクラフトコーラや梅ジュース、
デザートメニューまでそろっています。

インスタはこちら↓↓↓
【chitoka】

ぜひよかったら1度食べてみてくださいね。

そのマルシェで「梶田裕深さん、本人ですか?メルマガ読んでます!!」
と声をかけてくださった方がいらっしゃいました。

まさか、メルマガの読者さんに会えるとは思っていなかったので
本当に本当にうれしかったです。

いつも長文を読んでくれてありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお付き合いいただけると嬉しいです。

さてさて、今日の本題。

膝を強打したら便秘が治った話。笑!!
「なんじゃそのタイトル!?」と思った方、もう少しだけ読み進めてください。

4月の下旬、私は初風炉のお茶会で亭主(お茶をたてる重要な役職)を任されていました。
抹茶とお菓子というのは簡易のお茶会で、
本来は懐石料理とお酒、濃茶&薄茶がつき
トータル5時間くらいかかります。

つまりその手順と問答をすべて覚えなければなりません。

緊張は陽性ですから、内臓も思考もぎゅーっと締まります。

胃が閉まれば、痛みが出たり食欲不振になったり
腸がしまれば、便秘になります。

案の定、便秘&少々の胃の違和感があったんです。

便秘に関しては普段なら1日2回くらいお通じがあるのですが
気が付けば3日くらい出ていない。
そういえば、胃のあたりだけでなく、下腹部が痛い気がする。
と思ったのがお茶会の日。

今からどうすることもできなかったので
まあ、いつものパターンだと緊張が解ければ
便秘も胃の違和感も治るだろうとおもっていました。

お茶会は無事に終わり、
翌日からGWということでキャンピングカーで
紀伊半島に出かける予定でした。

出発の朝は車に運び込む荷物が多いので
できるだけ1回で多くの荷物をもって運ぼうと思い、
リュックを背負ってスポーツバックを首にかけて
足元が見えない状態で玄関を出ようとしたら・・・
玄関先に立てかけてあったキャンプ荷物を運ぶカートが
ガタンと倒れてきて足元が見えてない私は
そこにおもいっきり膝をぶつけてしまいました。

はいていたズボンが切れて、
その切れ端に私の皮膚らしきものがくっついていたので
これは結構ひどくやっちまったなと思ったんです。

膝は切れて血が出て、悶絶する私。

結局、荷物運びを中断して傷の治療をしました。

すると、なんだかトイレに行きたくなってきたんです。

そしてトイレに駆け込み超スッキリ。

「で、それがどうしたの?」だと思うのですが、
この一連の事件を中医学的に解説してみようと思います。

中医学では経絡という気の通り道が12本あります。

これらは臓器と臓腑をつないで全身に気を送っています。

私が強打した膝には足陽明胃経という経絡が走っているんです。
ツボを刺激することで不調を改善するツボ治療がありますが
その強烈なものを怪我をすることでやってしまったということ。

緊張で胃の経絡に負担がかかり、胃腸の調子が悪かった。

それほど大きな緊張でなければ、
日々の気功で経絡がお掃除されていたのでしょうが
今回に関しては結構な緊張でした。

だから、気功だけでは不完全で
結局これくらい強い刺激がないと、
経絡が通らなかったんだと思います。

自分で胃の経絡を怪我することによって
私は胃腸の調子を改善することに成功したのです。
しかも、意図せずに…笑

もうすこし付け足すと、
瀉血(しゃけつ)といって身体の不要な血を出すことで
体調を改善する方法もあります。

主に鍼灸やプハン療法で行うのですが
(小さな針をちょっとさして少量の血を抜きます)
怪我はその効果も担っていると私は思っています。

不要な血や汚れたちは体の外に出たがるものなのです。

今回は胃の経絡に不要な血があり、
傷を作ることでツボ刺激だけでは取り切れない
不要な血を外に出し、体調を改善させたということです。

つまり、ツボ&瀉血を自分で無意識にできちゃいました。
というすごい治療となりました。笑(結果的に・・・)

その後のGWの旅は絶好調で
楽しい家族時間をすごすことができました。

怪我一つとっても身体はどうにかして
中庸に戻ろうとします。

本人が意識しようがしまいが
身体はつねに浄化して解毒していい状態に戻りたいのです。

怪我をした場所がどこなのかで
身体が陰性になっているのか
または陽性になっているのかわかります。

さらに経絡が分かれば
どの臓器に負担がかかっているのかが分かります。

弱っている臓器があれば
食べ物でその弱りを治療することができます。

だから、怪我は身体からのメッセージであり
体調改善への大ヒントなのです。

それでは今日も
人生最高の1日を☆彡