essay エッセイ

午前2時に豆腐に助けられた話

さて、今日は午前2時に豆腐に助けられた話です。
なんじゃそりゃ?のタイトルですが、
しばしお付き合いいただけると嬉しいです。

2日前から小4の娘、ゆきの左目のあたりが、
やや赤いことが気になっていました。

本人にきくと、やっぱり違和感があったようで
「前髪があたってるからかも」
との話でした。

でも、髪の毛があたるくらいで、
目は赤くもならないし、
腫れぼったくもなりません。

中医学では目は肝の開口口(かいこうこう)で、
肝が弱ってると目の不調として現れるという
絶妙な関係なのです。

これは肝の不調かな。
油の排毒が追いついていないなと
本人には言わなかったけれど、
心の中で思っていました。

そしてその日の夜。
目が痛くて寝られないと
泣きべそかきながら私を起こしたゆき。

時刻は午前1時55分。
肝の排毒時間が午前1時から3時であることを考えると、
排毒時間まっただ中。

臓器には1日のうち、
活発に動く時間が決まっていて、
その時間帯は一生懸命不要なものを
体の外にだそうと働くわけです。

もちろん、不調がなければ
そんなことなど本人は気にせず過ごすのですが
排毒まつり~!!になってしまうと、
身体がわっしょいわっしょい排毒しますから
痛みやかゆみやさまざまな不快感で
寝てる場合ではなくなってしまいます。

大人であれば、気功をすれば
その不快感はさーっとひいていきますが、
痛い痛いとなってる子供が
気功するのは難しいので、
手当てをすることにしました。

こんな時使えるのが豆腐。

豆腐の陰性さで、炎症という陽性の邪気を
吸い出してもらうんです。

アイスノンなんかは冷たさで冷やします。
ひやっとする割には
邪気を吸い取る力はありませんから
不快感や痛さは続きます。

しかし、豆腐は性質で邪気を抜きますから 
不快感や痛みが軽減します。

案の定、豆腐を目にあて、
手拭いでかるく抑えたら即寝。

ただ、豆腐の力と目の具合から判断すると
1回の豆腐の持続力は20分。

排毒時間が終わる3時では
何度かおきるな~と心づもりをしておきました。

(こういう時、中医学の知識があると
 見通しが立つのでたすかります。)

ゆきにも
「3時までは肝が頑張ってるから
 ちょっと騒がしいけど、
 3時になったらぐっすり寝られるから大丈夫」
と伝えました。
本人も先がみえると安心しますからね。 

で、結局その後、計ったように
20分ごとに2回起きて、2回豆腐を変えて
3時ぴったりにすやすや眠りました。

なんと精密に作られてる身体なんだ!
と感動。

そして、2000年以上も前に、
この体のメカニズムに気づいていた中医学に脱帽。

さらに
ひとつだけ食べずに残しておいた豆腐に大感謝。
ホントありがとう。笑

…という
午前2時に豆腐に助けられた話でした。

それでは今日も
人生最高の1日を☆彡