Content コンテンツ

自分の価値を自分で決めていますか?

「自分の価値ってなんだろう?」と本気で悩んだのは自衛官をやめた時でした。専業主婦になって収入なし、肩書なし、階級も役職もない状態で自分の価値を見出せなくなってしまったのです。自分の価値は世の中や誰かが決めてくれるものではありません。自分自身で決めるものです。そのヒントをまとめてみました。

1, 自分の価値は自分で決める

私はコンサルティングという形で、その人の中にある輝き(使命的価値)を導き出して形にするということを行っています。1番最初にお伝えするのは「自分の価値は自分で決める」ということです。多くの方がコンサルを受ければ、価値を決めてもらえると思っています。そのようなコンサルティングをおこなう方もいらっしゃると思うのですが、私に関していえば<自分の価値は自分で決める>という決意のある方以外はお申し込みの段階でお断りしています。

理由は、あなたの人生はあなたのものだからです。どんな場合も最終的に自分が決めていかなければ必ずどこかでひずみが生じるからです。

もちろん、コンサルタントとして最先端の心理技術や脳科学、中医学をフル活用して、本人が決めていけるような環境は万全に整えますが、最終的には「私は何をしたいのか?」という心の声に応えるのはクライアントさん本人なのです。望む未来を作りたいと考えているのであれば、まず1番最初の1歩は自分自身の価値を自分で決めるということ。

今日はその方法についてお話しようと思います。

2, 私の価値って何だろう?

頭に手を添えてうつむく女性
私が人生で初めて本気で「自分の価値って何だろう?」と考えたのは自衛官をやめた時でした。それまで組織の中で働いていましたから、階級も役職もすでに決まっていました。自衛隊に関していえば階級と役職でできる仕事は決まってきますから、自分の価値に関しては悩み必要もなく勤務していました。

しかし、自衛官をやめて専業主婦になってみると、階級も役職もありません。おまけに収入も昇進もありません。さらに娘は夜泣きがひどく、手のかかるタイプだったため子育ては24時間やすみなし。ブラック企業よりひどい労働環境でした。

そんな中で私の価値って何だろう?と本気で悩みました。

収入が私の価値なのだろうか?
学歴が私の価値なのだろうか?
資格が私の価値だろうか?
体力が私の価値だろうか?

色々考えたのですが、どれも私の価値のようで…私の価値ではないような…そんなハッキリしない嫌な感覚だけがのこりました。

組織で働きていると自分の居場所があるように感じていた私ですが、専業主婦になって収入も階級も役職もなくなった私は社会から、世界から、ポツンと取り残されたような一人ぼっちの寂しさと何とも言えないやるせなさを嫌というほど味わいました。

3, 価値も望む未来もあなたの中にしかない

<私の価値>を決めなくても、なんとなくは生きていけます。しかし、それは根無し草のように漂い続けるような毎日。友達や家族といる時は楽しくても、一人夜になると涙が出るようなつらさがありました。

そんなとき私が行ったのが、自分の歩んできた人生を振り返ること。

最初は過去の栄光ばかりが目に留まって、「今の私は本当にダメなヤツ」という無念さでその先に行くことができませんでした。しかし、それでも私の人生には意味があると思いたかった私は何度も何度も過去の自分と向き合いました。

そうするうちに、本当に今までの人生に意味があるのであれば私の人生に起きたことはすべて必要なことなはず!という考えに至ったのです。

必要なことしか起きていないのなら、なんのためにあの出来事はあったのだろう?
あの嫌な体験を何に活かせと私は言われているんだろう?

それは過去を見ながら未来の自分の可能性に目がいった瞬間でした。ワクワク、ドキドキといったポジティブな思考だけでは辿りつけない人生の深みを見たような気がしました。

私の歩んできた人生には、私の価値を決める上でとても多くのヒントが隠されています。そのヒントは思い出したくないような嫌な思い出とくっついている方が多いのです。

誰だっていやな思い出と向き合うのは辛いこと。本当だったら見て見ぬふりをしたいものです。しかし、そこに向き合うことこそ、人生の大きな宝物を手にすることだと分かったのです。

あなたの価値は誰かが決めてくれるものではありません。
もちろん社会(世の中)が決めたり評価するものでもありません。
今まで歩んできた人生に答えがすべてあるのです。それを自分で見つけて、自分の手で形にしていく。

すでにあなたがしっかり持っているもので、あなたの中にあって、あなたに掘り出してもらうのを待っていて、過去にも未来にも誰にも奪われることのない絶対的なもの、それがあなたの価値です。(ちょっと安心しましたか??笑)

4, 自分の価値を見つけるワーク

デスクの上にパソコンのキーボードとノートとペンが置かれている
具体的にどのような方法で<自分の価値>を見つけていくのか…私が行っているコンサルティングを参考にお話しします。

将来の理想像を決めるワーク

まず、望む未来をできるだけ詳細に書いていただきます。30年後までの人生計画をできるだけ詳しく書いていただきます。これが1つ目のワーク。

どこへ向かいたいのか、何をしたいのか決めていくのです。これは人生の目的地を決めること。どこに向かっているかわからないと今いる位置を動けなかったり、途中で迷子になったりします。出かける前にナビの目的地を設定するのと同じ感覚です。

こころのひっかかりを書き出すワーク

頭を抱えて悩む女性
続いて2つ目のワーク。

今までの人生の中で心に引っかかっていることをあげてもらいます。<ひっかかり>というのは、良い意味でも悪い意味でもどちらでもいいのですが<忘れられない思い出>のこと。

ほとんどの方がネガティブな思い出の方が多く覚えている傾向があります。ネガティブなんて言うとちょっと嫌な気持ちになりそうですが、嫌な思い出ってやっぱり忘れられないんです。人生からしたら忘れちゃ困る人生における大ヒントだからこそ嫌な思い出にくっつけたんです。楽しかったらその教訓忘れちゃうでしょ?笑

もしくは、その出来事に付随した人生のヒントを100%活かしきれていないからいつまでも引っかかってるんです。

そんな思い出を書き出します。

できれば10個以上あるといいでしょう。多ければ多いほどヒントが多くなりますからお宝を見つけやすくなります。

また、言葉だけでなく、思い出の中で見た風景や感じた雰囲気、香り、感覚、光の具合など…五感フル活用で書き出します。言葉に頼らない記憶の方が鮮明に思い出す場合も多くあるからです。

視点を変えて問いかけるワーク

パソコンとピンク色のメモ帳がおかれたデスク
引っかかりを列挙で来たら<その出来事はなんのために起きたのだろう?>という視点で問いかけ、再評価していきます。

今まではもしかしたら「~させられた」という被害者意識でその物事を見ていたかもしれません。しかし、私たちはこの人生における主人公。主人公が被害者意識をやめなければ主体的に人生を歩むことは難しいでしょう。

そのために、この質問がとても有効!!

何かに気付くためにわざわざ、あなた自身が起こしている出来事です。そのような視点で考えることができたら、知らぬ間に被害者意識は消え去っているはず。そしてその視点こそ、望む未来を形にして人生を主体的に歩む視点なのです。

中医学の視点で抑圧された感情を紐解く

3つのワークを通して自分自身の人生のキーワードやテーマ、使命のようなものを思いつくままにあげていきます。ここでも言葉だけでなく、色やイメージだったり、こんな感じという感覚的なものを大切にしましょう。

コンサルティングの場合はここで中医学の観点から、身体の弱りや過去の病歴を参考に臓器の強弱を観て、抑圧されている感情を特定します。中医学ではそれぞれの臓腑には性格があり、司る感情があるんです。

人間の頭は平気でうそをつきますが身体は正直者。その人の思考や感情を素直に表現していますから、身体の反応や病歴も大きなヒントになるのです。そんなことを参考に進めていきます。

ここででてきたキーワードやテーマ、感覚やイメージを組み立てていくことで自分の価値(使命)が明らかになっていきます。

5, 自分の価値を決めることが望む未来への第1歩

幸せを象徴するクローバー
上記のワークやそのほか様々なワークを通して<自分の価値(使命)>を明確にしていきます。過去のあゆみと未来どこへ向かいたいのか、この2つの視点が重要です。そこから導き出される私の価値は、今回の人生における<自分の価値(使命)>です。

望む未来の形、将来の夢と聞くと、高収入や立派な家を建てる、別荘を持つ、いい車に乗る…という物質的なものに目がいきがちです。しかしその先に必ず<使命>のような、物質的なものよりもっと大きなものを誰もが持っています。

その使命を果たした結果として物質的な喜びがおまけのようにくっついてくる。使命を決めずして物質ばかりを目指してしまうところに虚しさの原因があったのです。

自分の価値(使命)を導き出し、自分で決めることで自分自身を大切にする生き方にシフトできます。

自分の価値(使命)を導き出し、自分で決めることで本当に必要な人と繋がることができます。

本当に必要な人とつながることで新しい未知の世界を体験することができます。

だから、自分自身の使命(価値)を自分自身で決めるのが望む未来に歩みだすための第1歩なのです。


6, あなたの経験も感情もあなただけのスペシャルなもの

瞑想をする女性
自分自身の価値を決めることに若い頃の私は恐怖を感じていました。

それは私なんかが決めるよりプロのコンサルタントに決めてもらった方が成功するんじゃないか?という他人任せの考えと、なにより自信のなさが原因でした。

しかし、自分の価値は望む未来と過去の歩みの中にしかないと気づいた時から、私が決めないのはめちゃくちゃ損じゃないかと思うようになったのです。

嬉しかったあの体験、悔しかったあの出来事、二度と経験したくないつらさ、その感情や感覚は私だけのもので誰かにそれを勝手に判断されるのはとっても惜しいことだと思ってしまったのです。結果、私は私の価値を私に都合のいいように決め、気持ちよく毎日を送っています。

私の価値は1度決めたら変更できないわけでもありません。違うなと思ったらどんどん変更してOKです。だって日々成長しているのだから見える景色も変わってくるのは当然です。

その変更の仕方や自分自身の価値(使命)を形にしていく方法をコンサルティングや各種講座でお伝えししています。また、日々の気付きや心理ワーク、中医学から見た季節の養生をメールマガジンで配信していますのでご活用ください。

自分の価値、自分で決めていますか?
自分で決めないなんてもったいないですよ。笑

【使命に気付き不調を未来の能力に変えるコンサルティング】

【メールマガジン登録】