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物事に新しい価値を見出すこと~輝く秘訣は<基準のアップデート>にあり~

小学校2年生から続けてきたランニング。学生時代は本格的に陸上競技に取り組んだ経験がある私ですが出産を機にランニングをするのが苦痛になってしまいました。

走りたいけど走りたくないという矛盾を抱えながら、それでもどうにか運動を続ける中で気が付いたこと。それは物事に新しい価値を見出すことでした。

今回は私のランニングを例にモヤモヤや違和感から新しい価値に気付く方法を紹介します。

1, 走りたいけど走りたくないという矛盾

水色のウエアを着て森の中をランニングする女性
私は学生時代陸上競技をやっていました。その後、前職の自衛官では体力トレーニングも仕事の一環ですから娘を出産するまで1日10キロくらい走る生活をしていました。

走ることは好きでしたし、毎日のランニングは小学校2年生からの習慣でしたから、すでに生活の一部だったんです。しかし、娘を産んでから体調を崩す時期があったり子育てに忙しかったりでなかなかランニング生活に復帰できずにいました。

子育てをしながらもなんとなく歩くようにゆっくり走るという生活をだらだら続けていました。昔のように走れない自分を認められないけど、走ることはやめられない。辞めたら私じゃいられなくなるような不安感でいっぱいでした。この時期の私は「いったい私、何がしたいの!!」と常にイライラしていたんです。

2, モヤモヤは基準更新のサイン

頭に手を添えてうつむく女性
何も考えずに心を無にして走るということもしました。でも、ランニングに行く時間になると行きたくないと心が拒否する。だって面白くなんだもん。

大会に出てみたりもしました。でも、タイムに落ちこむばかり。だって現役の頃のように風を切って走れないんだもん。(当然なんですがね…笑)

「じゃ、ランニング辞めたら?年も年だし、世の中には走ってない人たくさんいるよ。」そんな心の声が聞こえてきたのですがそれにもイエスと言えなかったんです。

「じゃあ、どうしたいの?」
というスパルタ自問自答タイムが到来したわけです。出てきた答えが以下のものでした。

〇私は走るのが好き。運動するのが好き。
〇肉体の衰え=私の価値の衰え…だから今の状況は辛い。

ほうほう、これが私の基準。でもちょっとおかしいよね、2番目のほう。
肉体の衰えは私の価値の衰えになるだろうか?

たしかに陸上選手として上位を目指すのであればこの基準は正しいかもしれません。
しかし、私は陸上選手としてランニングをするわけではありません。楽しいから走りたいとなった時に、この基準ってずれているなと気が付いたのです。違和感とかモヤモヤってこの「基準がずれているよ」というサインなんです。

選手として競技に取り組んでいた頃の私は、この基準が必要だったと思います。しかし、そこから状況が変わって環境もかわったいま、基準を更新する時期にきているのです。

3, やめてしまう前にできること

デスクの上にパソコンのキーボードとノートとペンが置かれている
逆にホントにもう全部やり切った!!という満足感がある場合はやめてしまうという選択肢もあると思います。
でも、モヤモヤや違和感がある場合は気づいたほうがいい感情が眠っている場合が多いのです。そんな時お勧めの方法を紹介します。

そのモヤモヤや違和感を言葉にする

モヤモヤや違和感がある場合は、やめるよりも先にその違和感がなんなのか心に聞いてみることをお勧めします。そして言語化する。

モヤモヤだって違和感だってそのひと言でくくってしまえばそれまでですが、なんでモヤモヤするのか?どの部分にモヤモヤしているのか?できるだけ細かく文字にします。そうすることで自分がどこにモヤモヤしているかがわかり、それがわかればそのモヤモヤの解決策が講じられるのです。

今回私が決めた新しいランニングの基準

ランニング前に準備体操をする女性
今回の私のように、ランニングに新しい価値を付け加えるということもできるでしょう。

私の長い競技人生の中でランニングの価値基準はよいタイムを出すことでした。それができたら嬉しいし、それができなかったら練習の意味がないと思っていました。長い間…。

でも、この価値基準を変えました。どう変えたかというとこんな感じです。

〇ランニングを通して気持ちいい、楽しいを感じる

〇ランニングを通して仲間を増やす⇒チームに入ってみんなで楽しむ

〇ランニングを通して新しいチャレンジをする⇒大会に出る

〇おばあちゃんになるまで楽しく走る⇒80歳でアイアンマンに挑戦が目標

〇ランニングでいろいろな綺麗な景色を見に行く

〇旅先ランニングをたのしむ

自分はどんなランニングがしたいのか?

3つめの「大会にチャレンジ」は以前と変わらないように感じると思いますが、以前のように競技者としてのチャレンジではなく、市民ランナーとしての新しいチャレンジ(再チャレンジ)という意味で私の中では全く違う基準になっています。

また、もともと誰もやったことないすごいことにチャレンジしたい!!という気持ちがある私は、速さではなく競技生活の長さという意味で、おばあちゃんなるまで楽しくランニングを掲げてみました。

これ、結構私的にはワクワクポイントでした。

80歳でアイアンマン(鉄人レース)といわれるトライアスロンロング完走を目指してます。ちなみにアイアンマンはスイム3キロ、バイク180キロ、最後にフルマラソンを連続して行う競技で各国の代表が競う世界大会はハワイで行われています。最高齢記録は日本人男性の稲田弘さんの85歳です。

4, 輝くには常にアップデートが必要

春の朝日を浴びて健やかな気持ちの女性
私がこのモヤモヤを放置して、基準を変えずに、心を無にしてランニングを続けようとしていたら…走り続けることはなかったと思います。おまけに大きな挫折感とともにランニングは大嫌いになっていたでしょう。

しかし、このモヤモヤを私は放置しませんでした。

歳を重ねても生き生き輝いている方ってここが上手なんだろうなと思います。

輝いている方って、自分が今求めているものにあわせて、自分の中の基準をどんどんアップデートしています。だから輝き続けることができるのです。毎日同じ自分だと思いがちですが、私たちは常に変化する存在。その変化が進化なのか衰退なのかは基準のアップデートができているか否かにかかっています。

モヤモヤ、違和感をしっかりキャッチして、分解する。
すると現実と心のずれが分かってきます。
ここで改めて「私はなにがしたいの?」という質問をしてみる。
そこで出てきた答えにできることから応えていくことが基準のアップデートになります。

5, まとめ

青色が美しい春の花。
今回は私のランニングを例に、常に基準のアップデートをしていくことが自分の願望達成につながりますというお話をしました。

知らぬ間に決めている基準はたくさんあります。その基準が今の私が望む現実にあっているか、それともあっていないかは、モヤモヤや違和感が教えてくれます。そのサインを無視しない生き方のご提案でした。

人生は衰退か進化しかないと言われています。進化するためにはこの基準のアップデートがとても大切。
そして、これは望む未来を形にするときに欠かせない要素でもあるのです。あなたの望む未来は日々の心の声に応えていくことから始まります。

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