日本に古くから自生する葛。その葛を使ってできる手当て法の紹介です。腸が原因の熱(微熱)の解熱や風邪のひきはじめ、さらには婦人科系の不調に効果を発揮します。
1,くず湯の効能
葛は日本人の腸を整えるのに最適の食材と言われています。
腸壁に付着し身体を適度に潤し、良質なエネルギーを吸収しやすい形で補給してくれます。穏やかに身体を温め、発汗と解熱を促します。
微熱をとる効果が期待できるだけでなく、けいれんを鎮める、頭痛の解消、お酒の悪酔い予防、血圧の最適化などの働きがあります。また、風邪のひきはじめにご活用ください。
最近の研究では、女性ホルモンと同じような働きをする成分が含まれていることも分かってきたため、婦人科系の不調や更年期の女性には特におすすめです。お手当としてとるだけでなく、普段の食卓にも登場させたい食材です。
腸壁に付着し身体を適度に潤し、良質なエネルギーを吸収しやすい形で補給してくれます。穏やかに身体を温め、発汗と解熱を促します。
微熱をとる効果が期待できるだけでなく、けいれんを鎮める、頭痛の解消、お酒の悪酔い予防、血圧の最適化などの働きがあります。また、風邪のひきはじめにご活用ください。
最近の研究では、女性ホルモンと同じような働きをする成分が含まれていることも分かってきたため、婦人科系の不調や更年期の女性には特におすすめです。お手当としてとるだけでなく、普段の食卓にも登場させたい食材です。
2,くず湯の作り方
【材料】※1回分
本葛 大さじ1杯
水 1カップ
自然塩 少々(小さじ1/10)
【作り方】
①お鍋に本葛と水を加えよく溶かす(かたまりが残るとだダマになるので注意)
②強火にかけ菜箸等でよく混ぜる
③とろみがつき葛が透明になったら塩を入れ火を止める⇒熱々をいただきます。
本葛 大さじ1杯
水 1カップ
自然塩 少々(小さじ1/10)
【作り方】
①お鍋に本葛と水を加えよく溶かす(かたまりが残るとだダマになるので注意)
②強火にかけ菜箸等でよく混ぜる
③とろみがつき葛が透明になったら塩を入れ火を止める⇒熱々をいただきます。
3,中医学的アドバイス
中医学において葛は<葛根>として使用されます。風邪の初期に処方される<葛根湯>は葛根が主要成分です。今回紹介した本葛と同じ葛の根を使用していますが、加工の方法が違いますので効能にも若干の違いが出てきます。
中医学(漢方)における葛の効能は、辛涼解表類に分類され、身体に潤いを与える、胃腸の働きを整える、首の凝り、肩の凝りの緩和、湿疹を消す、解熱です。身体をやや冷やす性質があるとされる点では、手当てにおけるくず湯の効能とはやや異なります。(くず湯は腸を温める)
中医学(漢方)における葛の効能は、辛涼解表類に分類され、身体に潤いを与える、胃腸の働きを整える、首の凝り、肩の凝りの緩和、湿疹を消す、解熱です。身体をやや冷やす性質があるとされる点では、手当てにおけるくず湯の効能とはやや異なります。(くず湯は腸を温める)
4,最後に
ここで紹介した<本葛>は葛という植物の根を砕いて、真水で洗って澱粉質を沈ませ、上水を取り除いていて乾燥させて作り上げるとても手間のかかる高級食材です。吉野が産地として有名なことから<吉野葛>という名前で売られていることもあります。
本葛100%のもので主に自然食品店で購入できる葛をさします。スーパーなどで市販されているお湯を注いでいただける<くず湯>はジャガイモのでんぷんを使用したもので身体を冷やす効果があります。ご注意ください。
本葛は各種自然食品メーカーが取り扱いしておりますが、上記に写真を掲載したオーサワジャパンが販売している『国産吉野本葛』が品質がとても良いのでお勧めです。
葛はお手当に使うだけではなく、デザート(ゼリーやババロア)にしようできたり、あんかけのように料理のとろみ付けにもお使いいただけます。整腸作用があり、腸を優しく温めますので普段から食卓の登場させたい食材です。
本葛100%のもので主に自然食品店で購入できる葛をさします。スーパーなどで市販されているお湯を注いでいただける<くず湯>はジャガイモのでんぷんを使用したもので身体を冷やす効果があります。ご注意ください。
本葛は各種自然食品メーカーが取り扱いしておりますが、上記に写真を掲載したオーサワジャパンが販売している『国産吉野本葛』が品質がとても良いのでお勧めです。
葛はお手当に使うだけではなく、デザート(ゼリーやババロア)にしようできたり、あんかけのように料理のとろみ付けにもお使いいただけます。整腸作用があり、腸を優しく温めますので普段から食卓の登場させたい食材です。