先日、私が初めて自分の心の声にこたえた出来事について書きました。
読んでいらっしゃらない方はぜひこちらから↓↓↓
【決めることで開ける未来がある】
コメントくださった方、ありがとうございます。
その中でも触れましたが、
食養生という方法で多くの難病を終わらせてきたおじいちゃんのもとで
本格的な食養の勉強と21日間の半断食をすることになった話をしようと思います。
断食とは一定期間食を断つことで胃腸を休ませるとともに
オートファジーを活性化させ生命力アアップさせる方法として
古くから世界各地に伝承されている方法です。
最近ではファスティングという呼び名でひろく紹介されるようになり
ジュースや青汁を活用して行う方法など
手軽にチャレンジできるようになりました。
私が半断食を行ったのは今から10年以上前で
断食はある種の修行のようなイメージがありました。
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半断食ということからわかるように
全く食事をとらず水だけというものではありません。
1日2回わずかな野菜をいただきます。
動物性の物は一切禁止で穀物もほとんどいただきません。
という生活を21日間行いました。
日中は何をしているかというと
おじいちゃんの食養&手当ての個人レッスンを受けていました。
おじいちゃんの娘さんがカフェを開いていました。
身体によいものをつかって
とびっきりおいしいものを出してくれるカフェです。
普段おじいちゃんはそこのお手伝いをしながら
この人には伝わるかな~という人を見つけては
声をかけいろいろなお話を転がしていました。
とても知識も経験も豊富な方でありとあらゆる分野のお話を
総合的に、しかも楽しくわかりやすく話すことができるおじいちゃんは
本当に貴重な存在だったと思います。
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半断食を本格的にスタートさせてからは
日中はカフェのキッチンを借りて食事で体を整える方法を学びました。
野菜の切り方から野菜の組み合わせ方、調理方法、手当の仕方など
ありとあらゆるものを実践を通し学んでいきました。
それまで健康に良さそうなものとジャンクなものくらいしか
区別していなかった食べ物が
私の頭の中で様々な分類に分かれていきました。
おじいちゃんは台所に入るととても厳しく味も切り方も見て覚えるスタイル。
いちいち丁寧に説明などありませんでした。
そして分量やグラムに頼らないという本当に感覚重視の調理法でした。

その調理法も最初は基本の作り方を見せてもらい、私が再現する。
出来上がったものをおじいちゃんに評価してもらう。
ダメだったらおじいちゃんがアドバイス。
ベストな仕上がりにするという根気と時間のかかる調理の繰り返しでした。
慣れてくると、その日の天候や誰に作るのかをしっかり見極めて
使う材料、切り方、炒める時間などすべて決めていくという調理に変わっていきました。
料理ってすごく大変だけどすごく面白い。
市販のレシピ集には載っていないおじいちゃんの料理法に私はぐいぐい引き込まれていきました。
世の中にはここまで考えて料理をしている人がいるんだ。
そう思うと同時に、それまで全く興味がなかった料理が
学びつくせないほどの学びを用意してくれることに感動しつつ…
食べ物で体と整える食養生の世界に魅了されました。

日中はそんな風にして頭フル回転、五感フル活用で実践を行って
夕方、娘さんのカフェが閉まるころ、3人で近くの温泉に行きゆっくり入浴。
再びカフェにもどっておじいちゃんの身体に関する講義を受けました。
おじいちゃんは若いころから独学で様々な分野を学びそれをすべて料理に活かしてきたそうです。
その記録がとても分厚いファイルなん十冊にもまとめられていました。
おじいちゃんは筆字も上手でそのきれいな字で身体のこと食べ物のこと季節のこと中医学のことが
まとめられていました。
それを当時、パソコンにデータ化するといって
慣れないパソコンをパチパチしていたんだからすごいバイタリティだなと思います。
講義が終わると私は寝るためだけに実家に戻りました。
カフェは自宅併設でしたが私が寝る部屋の余裕はなく
寝るときだけ私は近くにある私の実家でした。
翌朝はおきたらそのまま身支度をしてカフェに行き、
またあわただしい1日がスタートです。
断食と聞くと空腹との闘いというイメージが強いですが
私の場合はそれ以外のことが忙しくて覚えることが多すぎて…
空腹感を感じる余裕もなく21日間が過ぎてしまいました。

この21日間で身体がよみがるを経験して、私の食養人生が幕を開けるのですが…
最初の何年かはおじいちゃんに手取り足取りしてもらいながら
必死で方法を覚えようとしていました。
そうするうちに、方法を覚えるのがゴールではないということに
なんとなくですが…気づき始めたんです。
そう、方法は1つの目安であって
本当はそれをやってみてどう感じるかが大切だということ。
必死になって学びまくった数年間…
食養は方法を学びながら実は感性を磨いているんだ
ということにやっとやっと気が付いたのです。
というこの話の詳細は次回に取っておきましょう。
今日はまず、食養人生の始まりに行った21日間の半断食のお話でした。
今は道場のようなところで
何人か一緒におこなうリトリート形式の断食合宿はありますが
私がおじいちゃんから教えてもらったような
超個人レッスンを行っている方はなかなかいないと思うので
この経験をシェアしたいなと思っていました。
今日はここでそれを紹介できてうれしかったです。
それでは今日も
人生最高の1日を☆彡