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好きを仕事にするヒント ~面白い大人にインタビューしようの巻~

小学校4年生になって将来の夢も現実味を帯びてきたゆき。

ちょうどそのタイミングでスペイン大使館で開催されたガウディー展の主催者である山村さんに出会い、彼の生き方を知り、梶田家職業教育プロジェクトを思いつきました。

世の中にはいろんな人がいて、いろんな生き方があって、いろんな好きがあって、いろんな働き方がある。社会に出る前にそんな世界を知ってほしいなと思っています。

1, 梶田家の職業教育

腕組をする宇宙飛行士
梶田家の長女ゆきはこの春小学校4年生になりました。昔から将来は「○○になる!!」と将来なりたいものをよく口にするゆきですが、昔は「宇宙人になる」とか「鳥になる」とか非現実的なものをいっておりました。
しかし、その夢も最近はちょっと現実味を帯びてきた様子。そんなとき親として何ができるか考えてみました。

ゆきの将来の夢

最近は「鳥類学者がいいな~」とか「宇宙飛行士もいいな」「獣医もいいな」などなど将来にも夢も現実味を帯びてきた様子。

私自身は両親自衛官、祖父は戦争あがりの自衛隊1期という家庭に育ち何の迷いもなく自衛官を志しました。だから「職業何にしよう?」という悩みは実はほとんどありませんでした。

でも、ゆきはちょっと違うようです。これは親の出番かなと思っています。

いろんなことに、いろんな人に触れる体験を用意する

カラフルな地球儀
職業と考える前に、世の中にはいろいろなことがあるし、色々な人がいます。

小さい頃って家庭のルールが社会のルールのような錯覚を起こしがちですが、家庭の外にも世界がある、お父さんやお母さんの働き方とは違った働き方もあるということを伝えたいなと常日頃思っていました。

なるべく固定概念を持たずに大人になってほしいなという気持ちがあるんです。

というのは、結局世の中の争いごとってほとんどが相手の考え方や文化が受け入れられないというところに端を発しているように思います。だからいろいろなルールが存在していろいろな人が共存するのが世界だという前提に生きていけば、さまざまことが受け入れやすくなると思うのです。

幸いにして2年で全国エリアでの転勤という梶田家の家庭環境は最適!!地域が変われば言葉や習慣、学校やお友達のルールもかわるという体験を強烈にでき、決まりも絶対ではないということが肌感覚で分かっているように思います。

だからこそ、ゆきには色々なことに触れ、色々な人と交流する機会をもってどんどん自分とは違うという体験をしてほしいと思っていますし、私自身も体験したいと思っています。

世の中には知らない仕事がたくさんある

パソコンを打つ女性の手元
世の中には大人も知らない職業がたくさんあります。さらに最近は何個も職業を持っている人や好きな時に仕事をして、そのほかは好きなことをして過ごすというライフスタイルの人も多いでしょう。

私が小さい頃は朝会社に行き、夜遅くに帰ってくる、土日祝日はお休みというスタイルがほとんどでした。しかしコロナ以降、出勤も毎日しなくてよい風潮が強まっていると思います。

ゲームの実況やユーチューバーなどは私が小学生の頃にはなかった職業。だから私自身の感覚でゆきの将来の夢をどうこうするというのはちょっと時代錯誤ですね。ゆきが社会に出る10数年後はさらに多くの職業が誕生して新しいライフスタイルが出来上がっていると思うのです。

熱い思いをその人の言葉で

だから、今更いい学校に入っていい会社に就職するのが幸せの絶対条件だとは思っていません。そう考えた時に、好きが仕事になる生き方というのが理想的なのではないかと思うのです。

先日、スペイン大使館で開催されたガウディー展をゆきと2人で見に行ったのですがその時に主催者の方と直接お話する機会がありました。

その時、彼がゆきに話してくれた「なぜ建築家を志したか?」というお話がとても心に響きました。ゆきも真剣に聞き入っていたんです。

学校では職業教育などで、職業について考える時間がると思うのですがどうやったらその職業になれるかというより、その人がなぜその職業を志したのか?その熱い思いとそこに至るまでの経験を聞く方が実はすごく心揺さぶられる体験になるのではと思った経験でした。

2, ガウディー展主催者の好きを仕事にした経験談

ガウディー展に展示されていた柱の模型
ガウディー展を企画した山村さんは8歳の頃の情熱がそのまま職業につながった方です。そして彼は今でもガウディーが大好き。そんな山村さんとの出会いが大きなヒントになりました。

ガウディー展で知り合った熱き建築家

4月上旬春休み真っ只中にスペイン大使館でガウディー展を開催していますというお知らせが朝日小学生新聞に掲載されました。そこには主催者の山村健さんという1級建築士の方のインタビューも掲載されていました。

私はスペイン大使館に入れることと、ガウディーのサグラダファミリア関係の展示があると期待して、ゆきはトカゲのモザイクオブジェが見られると期待していってきました。

たまたま私たちが行った時間はお客さんもすくなく、そしてたまたま主催者の山村さんがいらっしゃり、彼の方から声をかけてくれました。

彼は大学で建築を教えながら渋谷に事務所を構える建築家で日本とスペインと行ったり来たりしているそうです。

本当に本当にガウディーが大好きで、全ての展示において掲載されている説明よりもさらに詳しく、そしてさらにわかりやすく、魅力的にガウディーのすばらしさを語ってくれました。

8歳に頃にあこがれたガウディー

ガウディーが設計した公園にあるトカゲのオブジェ
ガウディーにも建築にもあまり造詣がなかった私達も彼のお話ですっかりとりこになったところで、「何年生なの?」とゆきに質問。建築はとっても面白いよというお話をしてくれました。

山村さんは8歳に頃にガウディーの作品を知り、雷に打たれたような衝撃を受けたそう。それからずっとずっとガウディーが大好きで、今回の企画も多くの人にガウディーの魅力を知ってほしいと思い開催したそうです。

建築家になって今は大学で建築とガウディーについて講義しながらスペインと日本を行ったり来たり。
「建築家になると世界中を旅しながらお仕事できるよ」と笑顔で話していました。

ゆきは最近宇宙にハマっていて将来は宇宙関係の仕事がしたいと思ってたけど建築も楽しそうというと…「僕の知り合いに火星の地震を研究している人がいるよ。」という話に。

極めちゃってる人って見識が広くてしかもお友達もすごくユニークで魅力的と心躍らせながら私もお話を聞いていました。

3, いろいろな働き方、いろいろな生き方、いろいろな好きを知る

ガウディ展と影のオブジェと並んでポーズをとるゆき
山村さんの話を聞いて、本当に好きなことをやっている大人って素敵だなと感じたんです。ゆきも子どもながらに感じることが多々あったと思います。

色々な働き方があって、いろいろな生き方があって、いろいろな好きがあってそれが将来の仕事につながるとしたら…早く大人になりたいと思いますよね。

ゆきがどこにハマるかはわかりません。だったら好きを仕事にしている大人、ちょっと面白い経歴の持ち主、激レアさんなどに直接話を聞く機会があったら、将来の職業選択の選択肢が広がるし、なんだかおもしろいんじゃないかなと思いついてしまったのです。笑

4, 好きを仕事にしている人にインタビューしよう

妹がキッチンカーで販売しているラップサンド
直接聞くのが1番。本で見るより、図鑑で学ぶより、本人にインタビューしてみようという話になりました。まずは身近な私の兄弟5人から。

同じ家で育っても5人が5人とも全くバラバラな職業につき、それぞれの世界を謳歌している私の兄弟からインタビューをスタートさせようと計画中です。
※ちなみに上の写真は4番目がキッチンカーで販売しているラップサンド。

兄弟5人はみんな違う好きを形にしている

実は私、5人兄弟の1番上です。(今時珍しく兄弟多いのです。笑)私の兄弟を見ても職業は様々。

私は気功&瞑想を教えながらのライフコーチ、2番目は消防士、3番目は大麻(おおあさ)の注連縄(しめなわ)作家(過去には機織り&藍染の作品も作っていました)4番目は農業人でありながらキッチンカー販売もしていて5番目はモデルにしてヨガ講師。

これ、かなり面白いじゃん!!まずは身近なところからスタートしようゆきと作戦計画中です。

直接インタビューしてみよう

那須の実家に帰った時に、私の兄弟にインタビューしようと計画中。

まず、ゆきが知りたいことはその仕事はどんなふうにやっているのかということ。
消防士といってもいつも火を消しているわけではないし、どんな風に仕事をするのか知りたいそうです。さらに、何が面白いのか何が大変なのか?が知りたいそう。たしかに、たしかにそれも大事ですね。

私が知りたいのは、なぜその職業を志したのか?これからのビジョンなんか聞いてみたいです。

5, 今後の梶田家の職業教育

四つ葉のクローバーが光を受けて輝く
さてさてここまでの話を踏まえて考えた今後の梶田家の職業教育プロジェクについてです。

好きと職業の架け橋に

小さい頃は好きと仕事はなかなかつながらないように感じますが、世の中には好きを仕事にしている素敵な大人がたくさんいます。そんな方の生き方を直接知ってほしいと私は思います。

具体的にはインタビュー!!

まずは私の兄弟からスタートして、続いて私の友人のコーヒーショップ経営者、お医者さん、弁護士さん、戦闘機のパイロット、民間航空のパイロット、海洋研究をしている方、アーティストなどなど声をかけられる方からお願いしてみようと思います。

休日の夕食、梶田家でお腹いっぱい食べられるように準備するのでお仕事に関するインタビューに答えてくださいという企画です。

おもしろい大人&変な大人&激レアさん大募集

オンラインでお話する女性。
そんなことから、私がお声がした方はぜひ快く引き受けていただきたいと思います。

さらに「我こそは!!」という方はもちろん、「梶田家の夕食食べたい」という方も大歓迎です。遠方の方はオンラインも検討中です。ぜひ、生き方やお仕事、ご自身の人生を熱く語ってくれる方大募集です。ホームページのお問い合わせの欄から連絡してください。

ちなみにですがこんなことを聞いてみたいなと思っている項目をここに紹介しますね。

〇現在に至るまでの経歴を教えてください。
〇なぜその職業を志したんですか?
〇毎日どんな生活をしているんですか?
〇1番楽しかった思い出とつらかった思い出を教えてください。
〇これからどんなことをやってみたいですか?

などなど・・・です。

6, まとめ

今日はガウディー展でお会いした熱き建築家、山村さんに刺激を受けて<おもしろい大人&変な大人&激レアさん>をうちに呼んでインタビューしようという企画を考え中というお話でした。

人の数だけストーリーがあり、そのストーリーは誰とも比べようがないくらい素晴らしいと私は思います。必ず輝きがある。その輝きは絶対子供のこころを動かします。大人になる前にそんなステキな出会いがあったらきっと子供の人生はもっともっと輝くだろうなと思う今日この頃です。