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春の薬膳レシピ 海老・ニラ・卵のともえ炒め

アンチエイジング効果が期待できる海老、肝の気の流れをよくし血行促進や血流改善、また疲労回復に効果が期待できるニラ、精神を安定させイライラをおさえる卵の3つの食材でつくる炒め物です。身体とこころの陰陽のバランスを整えます。また、見た目もきれいで食が進みます。下処理が必要ない冷凍のエビを使えば忙しい朝にもお弁当にも大活躍できるレシピです。

材料

海老(殻付き)  250g
ニラ       1束
卵        3個
紹興酒      大さじ1
油        適量
片栗粉・塩    各少々

作り方

① ニラは3センチの長さに切り炒め、塩で味付けをしてお皿に盛る。
② 卵を割りほぐし塩を少々加えて炒め、ニラの上にのせる。
③ 海老は殻と背ワタを取り、紹興酒、塩で味付けをして最後に片栗粉をまぶす。
④ 鍋に油をしき、海老を炒めて②に盛り付け完成。

薬膳的アドバイス

海老は腎に帰す(腎を養う)食材です。中医学における成長、発達、さらに老化は腎が担当します。
腎を元気にする食材はお子さんの健やかな成長、ママのアンチエイジングにも効果を発揮します。
時間がない場合は冷凍のエビを、時間とお財布に余裕がある時は生のエビを使ってみましょう。生の海老のおいしさはたまりません。

ニラは春に活発になる肝を養う食材です。肝の気の流れをよくし、血行促進や血流改善、また疲労回復に効果的です。生理の問題や婦人科系の不調にも効果を発揮します。

卵はイライラを改善し精神的な安定をもたらします。春は肝が活発になる季節ですがオーバーワークやストレスでバランスを崩してしまうとイライラしたりくよくよしたりと精神的に不安定になります。そんな時に活躍してくれる食材です。

最後に

食材には栄養やカロリーのほかに命を養うエネルギーが詰まっています。
一見食べ物とは関係のないようにみえる心の安定ややすらぎも食べ物に起因していることが多くあります。
薬膳とは中医学の考え方に基づき考案された健康維持や病気の予防、体調の改善、心の不調の改善に特化した料理のこと。いわば食文化と中医学の融合です。
美味しさだけでなく、身体の変化、心の変化まで楽しんでみてください。

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春の身体と心の整え方のポイントは「春の養生~春を美しく健やかに過ごすコツ~」と題して別記事で紹介しています。

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