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ちょっと気になる気功の話 ~気功っていったい何?~

気功って身体にいいみたいだけど、具体的になにがいいの?気ってそもそも何?という質問に様々な角度から切り込んでみました。気功はアヤシイ健康法ではなく、何千年もの歴史に裏付けされた健康法であり能力開花法であり、さらに実践的な方法として注目を集めている最先端の技術です。この記事が気を知り、気功を実践して、さらに望む未来を形にするきっかけになれたら嬉しいです。

1, 気功ってなに?

能力開花を象徴するピンク色の蓮の花
「気功やってます」というとよく「じゃ、はっ!ってやって人とか飛ばせるの?」と聞かれることがあるのですが、そんな風に気を使ったことは1度たりともありません。

気功と聞くと何か特別な訓練をうけて、特別な技ができるというイメージを多くの方が持っていると思うのですが、気は誰でも持っているのです。私たち自身が今生きていることこそが気を持っている証。

今日はそんな聞きたいけれどちょっと聞けない気功の話をしようと思います。

気功始めたいけどあと1歩という方も、すでに気功をやっている方も改めて気功について考えてみませんか?それはつまり、命そのものについて考えることでもあるのです。それでは早速スタートしましょう!

気功の気の話

気功の<気>とは何でしょう?

4000年の歴史を持つと言われる中医学では<気>がすべての生命の源と言われています。

植物も動物も、そして私達人間も気があるからこの命を生きることができるのです。真気というエネルギーの源が宇宙に存在し、この地球上にも等しく降り注いでいます。何もしなくてもそれを受けている私たちは生きていけるのですが、そのエネルギーをより効率的に取り入れる方法が気功です。

命そのものが目に見えないように、気も目に見えません。しかし気は確実に存在するエネルギーであり命を生みだす源であり、命そのものといってもいいでしょう。

効率的に気を取り入れ、無駄遣いしない方法を学ぶ

新緑からさす木漏れ日
気功ではその真気を効率的に身体に取り入れる方法を学びます。それと同時に、気を無駄遣いしない方法も学びます。

私達はこの世に生を受けた時、両親から腎精(じんせい)という生命力(気)を半分ずつもらってきます。その命の源は年齢とともにどんどん減っていきます。しかし消費の一途をたどるわけではなく、呼吸をしたり、食事をとったり、休息をとったり、楽しことをしたり、外から補うことで生命力を維持しています。

気功の気もその1つで、気功をすることでその命の源を補うことができますし、さらに気功をすることで命の源の無駄遣いを防ぐことができるのです。

気功は陰陽調和をめざす

気功には何千という流派があると言われています。武術系、仏教系、医療系が大きな流れですが、そのすべてにおいて原理は同じです。それは中庸になること。

中医学では陰陽という概念で様々な物事を見ていきます。身体も同じです。陰に傾きすぎても陽に傾きすぎても不調が出ます。陰と陽の真ん中である<中庸>が1番生命力を発揮できる状態なのです。中庸といったり、陰陽調和と言ったりします。

この中庸の状態になるとまず、身体の不調が消えます。心の不調も消えます。調和の状態ですから身体や心だけでなく環境や人間関係においても調和がもたらされます。さらにその状態が続くと<もとにもどる>ということが始まります。元に戻るというのは1番調子のよかった時に戻る、つまり若返るということ。気功を始めると「若返ったね」といわれるのはそのためです。

2, 気功を始めるきっかけになった3つの事件

心身に不調をきたした女性
さて、すこし気功が身近に感じられるようになったのではないでしょうか?
ここで私が気功を始めるきっかけになった3つの事件をお話ししましょう。

原因不明重度の全身皮膚炎

皮膚炎が悪化して表面の皮膚がはがれてしまった状態
原因不明の重度の皮膚炎に2年以上悩まされた時期がありました。最初はほんの小さな湿疹ができたのが始まりでしたがそこから一気に全身に広がり手のひら、足の裏、顔をのぞく全身の皮膚がただれてしまいました。常に皮膚から膿と血がながれ洋服を着るのもままならない状態。

その時すでに食で身体を整える生活は10年以上の経験がありましたが何をしても悪化の一途をたどりそのことがさらに私を落ち込ませました。

漢方も効果なし、食事療法も効果なし、根本治療にならないステロイド治療だけは避けたいと治療の方法を模索していました。

マクロビオティック&手当ての限界

健康的な野菜中心の玄米菜食の食事
皮膚炎はマクロビオティックの知識や手当の知識、さらには私の10年以上の経験をもってしても改善することができませんでした。さらに、東日本大震災以降、日本は災害の世紀に突入という情報がちらほら聞こえてきました。

マクロビオティックや食事療法、手当ては日常生活が滞りなくおくれ、調理器具がそろって、よい材料が手に入る時はよいのですが、それが叶わないとき、何も手立てがなくなってしまいます。あわせて、陰陽の思想だけではないなにか(今となってはそれが気という生命エネルギーだと分かりましたがこの時はまだわかりませんでした)の存在をさがしていました。マクロビオティックではなにかたりない…マクロビオティックの限界を強く感じたのです。
道具や材料を必要としない方法で私自身を整える何かを見つける必要があるそう思ったのです。

自衛官としての経験

私は前職自衛官でした。災害派遣や長期の演習などの経験から、ものに頼らない心身の回復方法の必要性を感じました。

さらに、ただ休むではなく、効率的に休み、次の活力を効率的に得られる方法があったらいいのに。
さらにさらに、身体だけでなく心の充電もできる方法があれば、隊員の負担も軽減するだろうとずっとずっと感じていたのです。

ベストタイミングで気功との出会いが用意されていた

この3つの出来事が重なった時、ベストなタイミングで私の人生に気功が登場したのでした。

苦痛すぎる皮膚炎をどうにかしたい一心で門をたたいた気功ですが、その奥深さと叡智に魅了され、そこからどんどん深みにハマっていって今があります。

きっかけは病気治しでも、病気の予防でもいいのです。始めることによってそれ以上の効果が気功にはあるということを知ってほしいなと思っています。

3, 気功をすると何がいいの?

新緑の森の中のイメージ
さてさて、気功についてはだんだん概要がつかめてきたと思いますが、「気功をするとなにがいいの?」という率直な質問があると思います。

そこでこの章では気功をするともたらされる<良い効果>と<気功が目指すもの>について簡単にまとめてみました。

身体の調子が良くなる

気は命のエネルギーそのものです。気功をすることで身体の中にある気を回し、回すことにより邪気(不要なもの)を体の外に出し、新たなエネルギーを取り込みます。身体が1番よい状態に戻ろうとする力を応援できるのが気功の効能。気功を始めるとなによりもまず身体が変化していきます。

身体の調子だけではない心への効果

青色が美しい春の花。
身体と心は深いつながりを持っています。中医学ではさらに臓器と感情をリンクさせて考えます。つまり心の不調の原因が臓器や身体の不調に起因することがあるのです。

気功を始めることによって身体に様々な良い変化を感じることができるようになると心にも変化が起こります。表われ方は人それぞれですが、毎日が楽しくなった、感情の浮き沈みが少なくなった、感情に振り回されることが少なくなった、直感がさえる、集中力がアップする、楽観的に物事を考えられるようになったなど、心の面においても多くの良い変化が報告されています。

気が充実してくると気持ちがのってくる。好きなことは何時間でもやっていられる状態が気が充実している状態です。それを自分で作り出せるのです。

気功が目指すもの

気功を始めるきっかけは人それぞれです。多くの人は健康を取り戻す手段として始めたり、病気にならない身体作りが目的かもしれません。しかし、健康は実は入り口で望む未来をかなえる方法だと私は考えています。

未来を考えることは自分自身に向き合うことです。しかし、自分自身と向き合うことは簡単なことではありません。いい自分だけでなく嫌な自分も目にしなければなりません。気が充実していない状況ではなかなか向き合えないのが現状です。しかし、気が充実してくると落ち着いて向き合うことができるようになるのです。また、気功によって自分の内側を見る目(内観の目、陰の目)が養われますから、本当の自分は何をしたいのかという問いに答えやすくなります。

気功は目的ではなく手段です。望む未来を形にして、この世で幸せに生きる。そんな生き方を気功は目指しています。

4, 気功体験談~気功って本当のところどうなの?~

瞑想をする女性
そんな効果があるの!!とちょっとびっくりされたかと思いますが、「本当のところどうなの~?」というお声もあると思います。
ここでは毎月開催している気功教室にご参加いただいている方の体験談を紹介させていただきます。

体験談その① ~自分を大切にしたい気持ちが芽生えました~

白いセーターを着た髪の長い女性
不調オンパレードの日々の中で"どこも痛くない心穏やかな生活をしたい"
と常々思っていた時にご縁がつながり気功教室に参加しました。
初めは必死についていく感じでしたが、回を重ねると、朝の気功の時の身体が目覚める感覚、夜気功の後のすっきりした感覚など、違いが少しずつ分かるようになりました。

自分一人でやっていると、やり方が分からなかったり、ワンパターンになりがちですが、楽しい雰囲気の中で教えて頂くと、あっという間に時間が過ぎリフレッシュ感満載です。

気功を始めて1番の変化は、自分を大切にしたいと思うようになったことです。
以前は、自分の事より周りの人重視でした。これからも続けていきたいです。

気功教室参加者 女性

体験談その② ~万能な武器を手に入れた気分です!~

グレーのハイネックを着た女性
気功を始めてからは空気の綺麗な場所に行った時、心がざわつく時、朝の散歩時やスキマ時間、寝る前など、そのポーズを取ることでリセットする時間を設けられるようになりました。普段の生活においてもより一層、姿勢と呼吸に気をつけるようになりました。

まだ小さい子どもたちがなんらかの不調になったとき、一緒に気功しよう!と誘えるようになったことは大きいです。
万能な武器を手に入れた気分です。
教室では、基本の型を繰り返し教えてくださること、毎回違うポーズをやってみることで、とても楽しく参加できています。

気功教室参加者 女性

体験談その③ ~体の変化を楽しんでいます~

水色のカーディガンを着た女性
気功を始めてからは、今まで何気なくテレビを見ているだけだったのですが、テレビを見ながら型をいくつかするようになり、空いた時間に身体に触れながらジャンプ(振動功)するようになって、身体が楽になってきたと感じます。
それに加え、前より集中力があがり直感力がましている感じがします。
気功は続けてやっていく事で良さが分かってきますし、身体や健康に関するいろいろな豆知識を学ぶことができるので今後も続けていきたいです。

身体だけではなく変化に注目

3人の方の体験談を紹介しました。みなさん初めは身体が楽になったような感覚を体感されています。まずは身体の気が充実してきます。そこから心の変化が起こっています。自分を置き去りにしていたことに気がついたり、自分の力で身体も未来も変えていけると自信を取り戻したり、感覚が敏感になったり…。
健康だけではない、気功の魅力はまさにこんな風に結果として現われてきます。

5, 現代に生きる気功の魅力

ピンク色が美しい蓮の花
気功の原型が始まった古代中国の時代は、今よりも時間はゆったり流れていたでしょう。環境汚染も人間関係の複雑さも、情報の多さも現代ほどではなかったと思います。人々はそんな環境の中でゆったり過ごしていたことが想像できます。

しかし、忙しい現代人は毎日何時間も気功をすることは現実的に難しいと思います。無理にやろうとすればいろいろなところにひずみが出てきます。
そうならないように現代には現代にあった気功の方法があってよいと私は考えます。理想は連続してある程度の時間を練功するのがよしとされますが、細切れ時間や何かをしながらでも効果を出す気功法は多く存在します。気功も時代の変化とともに形を変えていくのです。

現代人にあった短時間で効果の出る気功法、それが現代の気功の魅力です。長時間やらないと効果がない、特別な訓練を受けないと効果がない、その概念はちょっと横に置いておきましょう。すると気功を始めるハードルがぐんと低くなったと感じませんか?

6, 気功を超おススメする3つの理由

四つ葉のクローバーが光を受けて輝く
ここまで気功についてお話してきましたが、最後に私がどうしても気功をお勧めする3つの理由をお話します。
だから気功がいいんです!

自分自身の力で健康を取り戻すことができる

自らの手で自らを癒すことができる、それが気功の1番の魅力です。

健康や幸せ、心地よさは誰かにかなえてもらうものではなく自分自身で作り出せるもの。その具体的な手段が分かるようになると絶対的な安心感が生まれてきます。

私たちはもともとその力を持っていました。ただいろいろな原因でその感覚を忘れてしまっているだけです。その感覚を気功をすることによって思い出し、取り戻していきましょう。

何歳からでも遅くありません。そして何歳からでもできることが増えていくことはとても嬉しく心躍る経験です。気功、やらない手はないです。

特別な道具がなくてもできる

気功には特別な道具は必要ありません。動作もとてもシンプルです。だからどこにいてもどんな時も思い立ったらお子さんからお年寄りまで簡単にできる。着替える必要も道具の準備もいらない手軽さ。それでいてやればやるほど疲れではなくエネルギーがアップしてくる気功。やらない手はないです。

身体と心のつながりを取り戻すきっかけになる

忙しい毎日におわれ、ご自身の身体や心と向き合う時間をおろそかにしていませんか?

不調のほとんどは身体と心のつながりの断絶だと私は思っています。身体の声を聞きながら、心の声を聞きながらその声にこたえていくことこそ心身ともに健康でいる秘訣です。そのきっかけに気功は最適!身体と心のつながりを取り戻すきっかけに…やっぱりやらない手はないです。

7,ちょっと気になる気功のまとめ

春の朝日を浴びて気持ちよさそうに伸びをする女性
こんかいは「気功っていったいなに?」という疑問に対してさまざまな角度から見てきました。気功について少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

気功は子どもからお年寄りまで年齢を問わず、場所も時間も問わず、自分の身体一つでできる最高の健康法であり、能力アップ法だと思っています。その具体的な方法を知って実践しることによって様々な面でよい影響が生まれてきます。だから気功の魅力について多くに人に知ってほしいと思います。

自分自身とのつながりを取り戻すきっかけに

さらに、健康面だけの良い効果にとどまらず、自分自身とのつながりを取り戻すことが自分自身への信頼につながると信じています。多くの人が「自分とは一体何だろう?」という疑問を抱き、生きにくさを感じている現代にそれは自分らしさを取り戻すきっかけに必ずなります。

だから、気功を広めたい、そう思うのです。
私自身も気功をきっかけに自分らしく生きることをかなえた一人だからです。

一緒に学びませんか?一緒に進化しませんか?

幸せを象徴するクローバー
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