essay エッセイ

<お手当て>は自分との信頼関係を取り戻すこと

先日、『午前2時に豆腐に助けられた話』と題しまして
娘(ゆき)の目の不調を中医学的視点でお話ししつつ
どうやって対処したかを書いてみました。

読まれていらっしゃらない方はこちらからどうぞ↓↓↓
『午前2時に豆腐に助けられた話』

今日はその後どうなったか?
というお話をしてみようと思います。

肝の排毒時間が終わる午前3時ぴったりに
深い眠りについたゆきでした。

翌朝、目を覚ますと痛みはかなり良くなったといいつつ
腫れと目やにはひどい様子でした。

これは食事でもサポートが必要!と思い
食事は肝の養生を考えてのメニューにすることに。

肝は酸味を好み、色は青というのが中医学の教えです。
さらに、油の消化を助けるようなメニューに。

冬という季節もありますが、目の様子からは
身体の中に熱がたまっていることがわかったので
熱を冷ますような視点も重要。

といいつつ、
まずは本人の意見を聞いてみることに。

「何が食べたいか体に聞いてみたら?」
と伝えると…
「大根サラダと酸っぱいミカンが食べたい」
とのこと。

大根もかんきつ系も肝の養生にはピッタリ。
そしてどちらも油の毒出し(消化を助けてくれる力です)効果抜群!!

こういうのは本人が1番わかっている!!

勝手に私がメニューを決めてしまこともできますが
自分で自分の身体に聞いて判断するという力は
今後の人生で絶対必要です。

自分自身との信頼関係はこうやって育んでもらっています。
これが梶田家流。笑

それで決まったメニューは…
大根の千切りに醤油をたらっとかけたサラダと
主食は排毒促進の意味合いを込めて玄米のおかゆ。
お味噌汁は季節の野菜具沢山。
デザートにかんきつ系の酸っぱい八朔をだしました。

すごくおいしいとのこと!!
体にぴったり合った食事はシンプルで質素でも
すごくすごくおいしく感じるものです。
五臓六腑に染み渡る~という感じ。

そんな食事をしていると…
その日の夜は、1時から3時の時間にすこしうにゃうにゃ言うも
朝まで眠ることができ、翌朝にはすっかり元気になり
腫れも赤みもほぼなし、いつものゆきにもどりました。

結局、豆腐に助けられた翌日1日は
目の腫れと赤みはあったものの
その次の日には完全復活となりました。

夜に起きていろいろ手当をするのは手間と思われがちですが
病院に行って、ものもらいの目薬をもらっても
結局1週間くらいはかかりますし
患部を切るとなればさらに時間を要します。

適切な食事と手当てができれば
おうちに居ながら、冷蔵庫のもので対処でき
2日間で苦痛もなく元気になれるのです。

人間の身体ってそれくらいすごい回復力が備わっています。

それを上手に引き出してくれるのが中医学や食の知恵。

もちろん、必要な時は医療の力をお借りしますが
できる限りこの体に備わった力を発揮して
自分で自分を癒すということをしていきたいと私は思います。

そして、子育ての中でその知恵を娘のゆきと共有していきたい。

最後になりましたが
<お手当て>において私が1番素晴らしいと思うことは
不調になった本人が
自分の身体と対話して
自分の身体を信じて
自分の力で回復していく過程を経験できること。

そういうことを丁寧に丁寧にやっていくと
きっと何よりも、誰よりも
自分の身体と心を信頼できるようになると思うのです。

自分の身体や心との信頼関係って
生きていく上で1番大切なんじゃないかなと私は思っています。

それでは今日も
人生最高の1日を☆彡